普段、あまり視界に入ることない照明器具ですが、実はほこりや汚れがたまってしまっていることがあります。照明器具が汚れていると、照明効果が落ちてしまったり、空気中にほこりが舞ったりしてしまうのです。そこで今回は、照明器具の掃除やお手入れの方法・ポイントをご紹介しましょう。
- 照明器具の掃除について
- 照明器具を掃除するための準備
- 照明器具の掃除方法
- 照明器具の掃除についてよくある質問
- まとめ
照明器具を掃除したい・掃除方法のポイントを知りたいという方は、ぜひ最後までこの記事を読んでみてください。
1.照明器具の掃除について
まずは、照明器具の掃除について、メリットや汚れの種類などをご紹介します。
1-1.掃除のメリット・必要性
照明器具についたほこりや汚れを落とすことで、明るさが増し電気代の節約にもなります。照明器具にほこりがたまっていると、ふとしたタイミングで下に舞い落ちて、床が汚れてしまうこともあるため、きれいにキープしておくことが大切です。
1-2.照明器具につきやすい汚れとは?
1-2-1.ほこり
照明器具は、視界に入ることがあまりないので、つい放置してほこりがたまりがちです。高い場所にあるのだからあまりほこりがつかないのでは? と思われる方も多いかもしれませんが、油断しないようにしましょう。
1-2-2.油汚れ・ヤニ汚れ
キッチンやタバコを吸う部屋の照明器具は、油やヤニ汚れが蓄積されていってしまいます。最初は軽く拭けば取れる汚れでも、放置しているとつけ置きが必要になるでしょう。
1-2-3.羽虫など
明るさに寄せられた羽虫などがシェード内にたまってしまっていることもあります。特に夏場は注意しましょう。
1-3.掃除の頻度など
照明器具はできれば2、3日おき、少なくとも週に一回は拭き掃除をしたい箇所です。こまめに拭き掃除をすることで、ほこりや油汚れが定着することを防げて結果的に掃除が楽になります。1~2か月に一度は、シェードを外して水洗いをしたり、洗剤を使った拭き掃除をするとよいでしょう。
2.照明器具を掃除するための準備
次に、照明器具を掃除するための準備についてご説明します。
2-1.必要な道具
2-1-1.日ごろの掃除に
- ハンディーモップ(柄の長いもの)
- 水拭き用雑巾
2-1-2.念入りな掃除に
- 新聞紙(照明器具の下に敷く用)
- 掃除機
- リビング用泡洗剤(重曹ペースト)
- イスなど(高所作業用)
- ゴム手袋
- マスク
- メガネ・ゴーグル
各道具の使い方については、後半でご説明します。
2-2.掃除前にやっておくべきこと・注意すること
2-2-1.電源を切る
掃除の前には、必ず電源を切っておきましょう。特に、リモコン式の照明器具の場合は、はずみでスイッチが入ってしまうこともあるので、ブレーカーを落としておくと安心です。そのため、照明器具の掃除は、明るい日中に行いましょう。
2-2-2.ほこり予防をする
高い場所の掃除をする際は、舞い散ったほこりなどが目や鼻に入ってしまうことがあります。マスクやメガネなどを使いましょう。
3.照明器具の掃除方法
次に、照明器具の具体的な掃除方法についてご紹介します。注意点もあるので、最後までよく読んでください。
3-1.掃除手順
3-1-1.準備を行う
「2-2.掃除前にやっておくべきこと・注意すること」を参考に、準備作業を行ってください。
3-1-2.道具を用意する
上記でご紹介した道具をそろえましょう。照明器具の下には新聞紙を敷き、舞い散ったほこりを受け止められるようにしておきます。それとは別に、新聞紙見開き1枚分を、分厚め(約5枚以上)に敷いておくとあとで便利です。
3-1-3.シェード・カバーを外す
シェードやカバーを外し、分厚く敷いた新聞紙の上に下ろします。
3-1-4.ほこりなどを水拭きする
シェードやカバーについたほこりを軽く拭き取ります。ほこりがあまりない場合はこの工程は省略してもOKです。
3-1-5.洗剤や重曹をかける
シェードやカバーに、泡タイプのリビング用洗剤をスプレーし、以下の掃除をしている間しばらく放置します。
3-1-6.電球・シーリング部分を拭く
放置している間に、天井に残ったパーツを拭き掃除します。
3-1-7.シェード・カバーを再度水拭きする
洗剤が十分にいきわたったら、シェードやカバーを拭き掃除します。洗剤が汚れを浮かせてくれるので、最初の水拭きよりもきれいになるはずです。洗剤を拭き取ったら、固めに絞った雑巾で仕上げ拭きをします。
3-1-8.シェード・カバーをもとにもどす
シェードやカバーをもとにもどします。新聞紙を束ねて処分し、床に残ったほこりを掃除機で吸い取ったら完了です。空気中にもほこりが舞っているので、換気しましょう。
3-2.掃除のコツ
日ごろからハンディーモップや雑巾などで軽くほこりをぬぐいことも大切です。手の届く範囲だけでもこまめに掃除しておけば、清潔な状態をキープすることができるでしょう。ただし、日ごろの掃除だけでは、照明器具を完全にきれいにすることはできませんので、念入りな掃除も定期的に行うことが大切です。
3-3.注意点
電源を切ったばかりの照明器具は、熱を持っている可能性があります。素手で触ると大変危険なので、冷めたことをしっかりと確認しましょう。また、ぬれた手で伝熱部などを触らないようにしてください。
4.照明器具の掃除についてよくある質問
照明器具の掃除についてよくある質問をまとめました。
Q.リビング用洗剤は、どんな照明器具にも使えますか?
A.木製・紙製・メッキ素材などには使用しないようにしましょう。ハタキでほこりを落とすか、固く絞ったふきんで水拭きを行ってください。
Q.照明器具回りの掃除方法は?
A.カバーを外したついでに、天井も拭き掃除しましょう。水拭きもしくは、汚れがひどい場合はリビング用洗剤を利用します。天井全体を掃除する際は、柄の長いハンディーモップが便利です。
Q.照明器具の細かいところの掃除は?
A.部品の隙間などは、綿棒やつまようじが便利です。電気が通っていない箇所なら、ぬらした軍手をはめて掃除をしてもよいでしょう。
Q.重曹を使った掃除方法は?
A.重曹は、以下のような使い方があります。
- 重曹水を作ってスプレーにする(100mlあたり小さじ1杯)
- 重曹水に浸した雑巾で拭き掃除をする
- 重曹ペーストを塗って放置してから洗い流す
- 粉末のまま汚れにふりかけ放置してから洗い流す
しつこい油汚れやヤニ汚れは、放置してじっくり汚れを浮かせる方法がおすすめです。重曹水は、照明器具以外の掃除にも使えます。
Q.照明器具の掃除が面倒なのですが
A.自分で掃除するのが面倒な場合は、清掃業者を利用するという方法もあります。照明器具だけでなく、リビング全体、キッチン、浴室なども掃除してもらえるでしょう。
5.まとめ
照明器具の掃除方法やポイントについてご紹介しました。照明器具をきれいにしておくことで、部屋が明るくなり電気代の節約にもなります。ぜひ、照明器具の掃除を日ごろの掃除のなかに取り入れてみてください。