台所の床は、家の中でも汚れやすい場所のひとつです。特に、料理を頻繁に行う家の床ほど汚れがたまりやすく、こまめな掃除が必要になります。では、どうすれば台所の床をきれいに保ち続けることができるのでしょうか?
そこで、今回は台所の床を効率的に掃除する方法を解説します。

  1. 台所の床が汚れやすい理由は?
  2. 台所の床掃除のコツ
  3. 台所の床をきれいに保つコツ
  4. 台所の床掃除に関するよくある質問
  5. おわりに

この記事を読めば、台所の床掃除方法に悩むことはありません。台所の床の汚れが気になるという人は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

1.台所の床が汚れやすい理由は?

台所は調理をする場所ですから、調理中に食べ物をこぼしたり、油や調味料がハネたりすればすべて汚れになります。特に、油は広範囲に飛び散るので揚げものを頻繁に行う家庭ほど、台所の床は汚れやすくなるでしょう。また、油汚れを放置しておくと、そこにほこりがこびりついて黒ずんだ汚れに変化します。さらに、時間がたつほど落ちにくくなるのです。

2.台所の床掃除のコツ

この項では、台所の床掃除を効率よく行う方法を解説します。ぜひ、参考にしてください。

2-1.基本は汚したら拭く

汚れは、ついた直後が一番落ちやすいものです。ですから、目に見える汚れがついた場合は、即拭きましょう。キッチンペーパーをぞうきんの代わりに使うと汚れごと捨てられて便利です。また、揚げものをした後は、目立った汚れがついていなくても、コンロの周りの床を最後に拭き掃除しましょう。二度拭きいらずの住居用洗剤を使えば、一度の拭き掃除で汚れが落ちます。フローリング用ワイパーを利用すればぞうきんがけほどの手間はかかりません。

2-2.自炊をしているならば、週に1度は拭き掃除をする

自炊を毎日している場合は、週に1度は台所の床を拭き掃除しましょう。フローリング用ワイパーを利用すれば、短時間で行うことができます。住居用洗剤や重曹水を使えば、油汚れも落ちやすいでしょう。重曹水は、水500mlに対し、小さじ1程度の重曹を入れて作ります。すでに調合済みの重曹水も市販されているので、それを購入してもいいでしょう。

2-3.セスキ炭酸ソーダを利用する場合の注意点

セスキ炭酸ソーダは、重曹よりも油汚れが落ちやすいとして人気です。重曹と同じように天然物質なので人体にも安全ですが、セスキ炭酸ソーダはフローリングのワックスを落としてしまうこともあります。ですから、セスキ炭酸ソーダで汚れを落とす場合は、再度水拭きをして、セスキ炭酸ソーダを完全に落としましょう。また、ワックスが即落ちするか心配という場合は、目立たない場所で試してみてください。

2-4.月に一度はしっかりと掃除を行う

台所の床をいつでも以下ピカピカにしておきたい場合は、月に一度はしっかりとぞうきんがけを行いましょう。床を間近で見れば、汚れもよく見えます。フローリングの溝に詰まった汚れは、竹串などでかきだしてください。

2-5.床材ごとのお手入れの違い

台所の床は、フローリング・クッションフロア・プラスチックタイルなどの種類があります。この中で最もこまめにお手入れが必要なのが、無垢材のフローリングです。無垢材のフローリングはワックスが取れると水によるカビ・腐食が発生しやすくなるので、定期的にワックスのかけなおしを行いましょう。また、クッションフロアーや合板のフローリング・プラスチックタイルなどはお手入れが簡単ですが、汚れを放置しておくと落とすのが大変です。日常のお手入れに加えて、汚れが目立ってきたらすぐに念入りに掃除をしましょう。なお、こだわりの床材を使用した場合は、必ずお手入れ方法もよく聞いておくことが大切です。

3.台所の床をきれいに保つコツ

台所の床は、必ず汚れます。ですから、絶対に汚したくない場合は自炊の回数を減らすことです。しかし、これは現実的ではありません。2-1でご紹介したように、汚れはついたばかりならばすぐ落ちます。ですから、台所の片隅にでも、掃除用具一式を常においておきましょう。重曹水とキッチンペーパーでもかまいません。汚したら拭く、を徹底すれば台所の床が油汚れでべたべたなることはないでしょう。
なお、床を汚れ防止にマットを敷くご家庭も多いのですが、マットはしっかり止めておかないと滑ってしまって危険です。ずれ防止の措置をしておきましょう。マットも定期的に洗うといいですね。

4.台所の床掃除に関するよくある質問

Q.台所の床清掃は、毎日行ったほうがいいですか?
A.可能ならば毎日行いましょう。台所の床がべたべたしてきてから掃除を始めるようでは、綺麗にするまでに時間がかかります。べたべたしないうちに掃除をすることが大切です。

Q.台所の床清掃は、油汚れに効果的な洗剤を使っても大丈夫でしょうか?
A.フローリングやクッションフロアで使えるものならば、大丈夫です。

Q.台所の床の汚れ防止にマットを敷きつめたいのですが、効果的でしょうか?
A.ある程度汚れ防止は可能ですが、完全ではありません。また、しょうゆや油など液体の汚れはフローリングについた方が落ちやすいものです。ですから、食材がこぼれやすい作業台の下はマット、それ以外はフローリングのままの方が汚れは落としやすいでしょう。

Q.重曹は、粉のままで使っても大丈夫ですか?
A.粉のままで使うと拭きとりが大変になります。2-2.でご紹介したような重曹水を作ってみてください。

Q.台所の床清掃は、水だけでも大丈夫でしょうか?
A.油汚れがほとんどない場合は、水だけでもある程度きれいになります。

5.おわりに

いかがでしたか? 今回は、台所の床掃除を効率的に行う方法などを解説しました。台所の床はこまめに掃除をすれば、足の裏がべたべたするほど汚れがたまることはありません。また、べたべたになるほど掃除をせずに放っておかないことが大切です。すぐ手の届くところに掃除用具一式を置いておけば、汚れに気がついたらすぐに掃除ができます。昔ながらのぞうきんとバケツよりは、フローリング用ワイパーなど、使い捨てできるものを利用すれば、片付けも簡単です。シンクや作業台を掃除するのと同じ感覚で、台所の床も掃除を行っていれば、台所の床はいつでも清潔さを保てます。最初は面倒くさいですが、習慣づけてしまいましょう。