「マットレスのダニ対策に悩んでいる」という人は多いことでしょう。マットレスは布団と同じくらいダニが繁殖しやすい場所です。しかし、布団とは違い、手軽に干したり丸洗いしたりすることができません。だからといって、ダニ対策をこまめにしておかないと、布団のダニ対策をしてもマットレスから布団へダニが移ってしまうでしょう。
そこで今回は、マットレスのダニ対策を紹介します。
- マットレスにダニが発生しやすい理由と問題点
- マットレスのダニ対策
- マットレスにダニが発生するのを予防する方法
- 家全体のダニ駆除をしたい場合は業者に依頼する
- マットレスのダニ対策に関するよくある質問
この記事を読めば、マットレスのダニ対策に悩むことはありません。マットレスを常に清潔に保ちたい人は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.マットレスにダニが発生しやすい理由と問題点
はじめに、マットレスにダニが発生しやすい理由やダニが発生する問題点を紹介します。
1-1.マットレスは適度な湿気と温度がある
ダニは、適度な湿気と25~30℃の温度下で最も繁殖します。マットレスは、その両方を満たしている場所です。特に、中がスプリングによって空洞になっていないマットレスは、内部にまでダニは繁殖しやすいでしょう。
1-2.マットレスはお手入れがしにくい
布団は干したりクリーニングに出したりできますが、マットレスは難しいでしょう。ベッドにずっとしきっぱなしというケースも珍しくありません。そのため、一度ダニが発生すると繁殖しやすくなります。
1-3.ダニはハウスダストアレルギーの原因になる
布団やマットレスに繁殖するダニはヒョウダニやコナダニといって、人を刺す種類ではありません。しかし、コナダニが繁殖すると、これをエサにするツメダニが発生することがあります。このダニは人を刺すので危険です。また、ヒョウダニ・コナダニの死骸やフンは、ハウスダストアレルギーの原因になるので、マットレスはこまめにダニ対策が必要になります。
1-4.布団のダニ対策をしてもマットレスにダニが発生すれば無意味
布団のダニ対策をこまめにしてもマットレスにダニがいれば無意味です。布団のダニ対策を行うなら、マットレスも同時にダニ対策をしましょう。
2.マットレスのダニ対策
この項では、マットレスのダニ対策を紹介します。
2-1.カバーを外して高温で選択する
マットレスのカバー(外生地)が外せるなら、50℃以上の熱湯で選択しましょう。カバーが外せるタイプのマットレスは、ここにダニが集中しています。自宅の洗濯機で熱湯が使えない場合は、熱湯で洗えるコインランドリーを利用するか、クリーニングに出しましょう。
2-2.布団乾燥機を使う
カバーが外せないマットレスは、布団乾燥機を使いましょう。朝晩2回、50℃以上の高温で布団乾燥機をかけることで、マットレスの内部のダニも死滅させることができます。また、乾燥機を使った後は必ず表面に掃除機をかけ、ダニの死骸を吸い取りましょう。
2-3.マットレスごとクリーニングに出す
マットレスごとクリーニングに出せば、ダニを退治できます。ただし、マットレスをクリーニングできる業者は限られており、マットレスの種類によってはクリーニングができないこともあるので、注意しましょう。ネットでマットレスをクリーニングできる業者を見つけたら、クリーニング可能なマットレスの種類、出し方(家まで取りに来てくれるかなど)、費用などをよく確認して依頼してください。
3.マットレスにダニが発生するのを予防する方法
この項では、マットレスにダニが発生するのを予防する方法やダニ予防グッズを紹介します。
3-1.定期的に乾燥させる
ダニは乾燥を嫌います。マットレスを立てて風を通すだけでマットレスから湿気を飛ばすことが可能です。また、除湿パッドを用いてもいいでしょう。
3-2.防ダニシーツを用いる
防ダニシーツは、ダニを寄せ付けない薬剤を用い、防水加工が施されているシーツです。また、高機密織りなので、ダニを通しません。ダニを退治した後でこのグッズを用いれば、マットレスの中にダニは入るのを防げます。
3-3.シーツをこまめに変える
シーツについたフケや髪の毛などは、ダニの格好のエサになります。シーツはこまめに洗濯したり、シーツの上から掃除機をかけたりして、汚れを落としましょう。そうすれば、ダニ予防効果はかなり高くなります。
4.家全体のダニ駆除をしたい場合は業者に依頼する
せっかくマットレスのダニを駆除しても、家の中にまだダニがいる場合は、そこから移る可能性があります。そのため、家全体のダニ駆除をしたい場合は、業者に依頼しましょう。ネットで探すとたくさんの業者がヒットしますが、費用だけでなく実績も確認してください。長い実績を持ち、アフターケアも手厚い業者は信用できます。
5.マットレスのダニ対策に関するよくある質問
この項では、マットレスのダニ対策に関する質問を紹介します。
Q.ダニが発生しにくいマットレスはどんなものですか?
A.中がスプリングなっているものは、中空ですから内部にはダニが発生しにくいでしょう。
Q.ダニが発生したマットレスは買い換えたほうがいいですか?
A.マットレスの寿命は約10年といわれています。ですから、7年以上使ったマットレスならば買い換えてもいいでしょう。
Q.ダニが発生したマットレスは丸洗いできますか?
A.マットレスの丸洗いはクリーニング業者以外は難しいでしょう。
Q.ダニを除去する薬剤を使えば駆除が可能ですか?
A.できますが、必ず布用の薬剤を使ってください。そのほかのものは使えません。
Q.マットレスを買ったら防ダニシーツをしたほうがいいですか?
A.はい。可能ならばつけましょう。
まとめ
今回は、マットレスのダニ対策を紹介しました。ダニを予防グッズは、まずダニを退治してから使いましょう。また、7年以上使ったマットレスにダニが繁殖している可能性がある場合、思いきって買い換えをするのも効果的です。なお、天日干しは現在では、ダニを完全に除去する効果は薄いといわれているので、布団乾燥機を用いてください。そうすれば、効果的です。