引越しでは、やることがたくさんあるため混乱しがちです。しかし、中には決して見過ごしてはいけない点もあります。そのため、引越しで行うべき点はしっかりとリストにあげましょう。それでは、引越しのリストに入れるべき5つのポイントをご紹介します。
- 学校と住所の手続き
- 通信環境の手続き
- 近所へのあいさつ
- 持ちものの分類
- 不用品の処分
1.学校と住所の手続き
1-1.学校への連絡
子供がいるなら学校の移転の手続きは大切です。十分前もって行いましょう。特に高校は、学力に応じた学校をよく選ぶべきです。また、新しい学校の評判や環境も十分確認しましょう。子供の人生を大きく左右する結果になりかねません。また、子供が学校の友人たちと最後の思い出を楽しめるよう、よい計画をたてましょう。
1-2.住所の手続き
市役所や区役所への住所移転の手続きも早めに行いましょう。転出と転入の手続きを忘れると、手間が何度もかかります。大きな理由がなければ、本籍も変更するとよいでしょう。戸籍謄本の取り付けは本籍地で行うため、移転場所が遠いなら、その後の手間に大きな違いが出ます。
1-3.そのほかの住所変更
オンラインの通信販売やクレジットカードなどの住所変更も早めにしておきましょう。住所変更をしないなら、うっかり以前の住所に購入したものを送付する可能性があります。また、郵便物の転送サービスも忘れずに行いましょう。郵便局で簡単に行えます。
2. 通信環境の手続き
2-1.インターネットの契約を確認しよう
転居場所がマンションであれば、インターネットがすでに整っているケースもあります。転居先のインターネット環境を確認して、必要なら現在の契約を解約する手続きをすすめてください。契約内容によっては、解約に違約金が生じる可能性もあります。資料を集めてから、契約プロバイダーに早めに連絡をしてください。
2-2.転居先でのインターネット契約は早めに
転居先での新たなインターネットの契約には、事前の連絡が不可欠です。転居先によっては、工事が必要な場合もあります。そのため、早めの手続きで快適な通信環境を整えましょう。
2-3.携帯電話の契約も確認しよう
通常、携帯電話は住所が変更になっても大きな問題にはなりません。しかし、インターネットとセットになったプランになっているなら注意が必要です。インターネットの解約が必要なら、プランの変更が必要なケースもあるでしょう。いずれにせよ、登録住所の変更は必要です。必ず、携帯電話会社へ移転の連絡をしましょう。
3.近所へのあいさつ
3-1.いままでのご近所へのあいさつ
いままでお世話になったご近所には、移転の1か月前からあいさつをしましょう。その後、引越しの2日前ほどに、再び両隣とお向かいの家にあいさつをしてください。人と人とのつながりは大切にしましょう。
3-2.引越し先での近所へのあいさつ
引越し先へのあいさつは、引越しを始める前にしてください。トラックの出入りや引越しの騒音で迷惑をかけるからです。マンションであれば、引越し後、共有スペースにものを置く必要もあるでしょう。あいさつを事前にしておくなら、文句を言われることはありません。あいさつをしっかりして、最初からよい関係を作っていきましょう。
3-3.あいさつで渡すものも考えておこう
いままでのご近所にも、転居先のご近所にも、両隣とお向かいには、あいさつの贈りものを渡すのが礼儀です。好みが分かれるものは選ばないようにしましょう。そばやうどんなどがおすすめです。洋菓子も無難でしょう。タイミングを逃さぬよう、引越しの日には手元にあるように手配してください。
4.持ちものの分類
4-1.時間をかけて分類しよう
引越しでは、十分に時間をかけてものを分類しましょう。必要なものと不必要なものに分けます。また、必要かどうかわからないものは、別にして取り分けてください。それぞれ、箱に入れるか、部屋の中で置く場所を分けるとよいでしょう。
4-2.分類が大切な理由
分類をしっかりすれば、引越しの手間が大きく省けます。不用品は梱包(こんぽう)する必要はなく、それだけ引越しも早く済むのです。引越しの費用も安く済むでしょう。もし、きちんと分類しなければ、不必要なものを引越し先へもって行くことになります。引越し先はものであふれ、片付けにも時間がかかるのです。
4-3.必要かどうかわからないものは処分しよう
しっかり分類をするために、3か月は必要でしょう。必要かどうかわからないものは、2か月は保留にするべきだからです。その期間で、本当に必要なものかどうかを見きわめてください。2か月経(た)っても、使わないものは、思いきって処分しましょう。
5.不用品の処分
5-1.不用品回収業者に依頼しよう
不用品の処分は不用品回収業者に依頼しましょう。自分で不用品を処分するのは時間がとられます。人にあげるのも手間がかかるものです。不用品はまとめておき、自宅まで引き取りに来てもらいましょう。不用品をすべて引き取ってもらえるので便利です。
5-2.家具や家電を見直そう
引越しは、家具や家電を一新するチャンスです。寿命が近い家電や、古くなった家具は不用品回収業者に引き取ってもらいましょう。古い家具を、買い取ってもらえるケースもあります。家ごとにスペースや間取りは違うものです。快適な住まいのためにも、家具は一新するのがよいでしょう。
5-3.回収業者への依頼で負担を軽くしよう
引越しでは行うべきことがたくさんあります。そのため、不用品の処分など業者に依頼できることは、できるだけ依頼しましょう。引越しで多くのことを背負いこむと、疲れ切ってしまいます。賢く計画して、負担を減らしましょう。
まとめ
引越しは大仕事です。事前によい計画をたてて、賢く引越しの準備をしましょう。
そのためにも、
- 学校への連絡と住所移転の手続き
- インターネット環境の準備
- 新旧近所へのあいさつ
- 持ちものを分類する
- 不用品業者への処分を依頼する
などをリストに加えてください。
よい準備で引越しすれば、疲れ切ってしまうことなく、新しい転居先で快適な生活を始めることができるでしょう。