部屋をキレイに維持するのは大変そうですが、コツさえつかめば意外と簡単です。せっかく片付けた部屋がすぐに散らからないように、キレイな部屋でいられるための秘訣(ひけつ)をお伝えします。部屋をキレイに保つことを習慣にしてしまいましょう。
1.キレイな部屋の特徴
2.キレイな部屋を維持するコツ
3.すぐに部屋を散らかす人の共通点
4.キレイな部屋を維持するために続けられる掃除法
1.キレイな部屋の特徴
1-1.ものの置き場所が決まっている
キレイな部屋は、ものの置き場所がきちんと決まっています。どこに何を片付ければよいのかはっきりしているために、出しっぱなしになることがないのです。反対に、置き場所の決まっていないものがあちこちに散乱しているのが片付かない部屋の特徴といえるでしょう。
どんなに小さなものでも、置き場所はしっかりと決めておくことが大切です。そして、ものを使ったあとはすぐに所定の位置に戻します。このような習慣がついていれば、いつでも片付いているキレイな部屋でいられるでしょう。
1-2.掃除がしやすいような収納を心がけている
掃除をするときに、ものをサッと持ち上げたり動かすことができたりすると手間がかかりません。そのため、掃除をすることが面倒にならないのです。掃除のしやすさを考えずに無造作にものを積み重ねているような場所は、面倒で掃除をしなくなる傾向があります。
このようなちょっとしたことでも、部屋をキレイに維持するためには大切です。収納ボックスなどを上手に利用して、ものの置き方を工夫してみましょう。掃除が嫌いな人ほど、掃除の際に手間がかからない配置を考える必要があります。
1-3.コードがすっきりしている
キレイな部屋では、電化製品のコードがあまり目につきません。コードが邪魔にならないようにコンセントの近くに電化製品を置いたり、コードをまとめるグッズなどを使ったりしているためです。
コードをまとめると見た目がすっきりするだけでなく、掃除機をかけやすくなります。ぐちゃぐちゃに床をはっているコードには、ホコリがからみつきやすいので気をつけてください。
2.キレイな部屋を維持するコツ
2-1.こまめに掃除する
キレイな部屋を維持するためには、やはりこまめに掃除をしなければなりません。汚れているのに気づいても掃除を後回しにする人の部屋は、あっという間に散らかっていくでしょう。気づいたときにサッと掃除をしておくほうが、あとでまとめて時間をかけて掃除をするより簡単です。
汚れは見つけしだい、すぐに掃除をするクセをつけてしまいましょう。キッチンのシンクに洗いものを残さない、床用掃除シートを使ってこまめに床を掃除するといったことも大切です。
2-2.持ちものを少なくする
片付けが面倒にならないように、持ちものを少なくしましょう。不用なものは処分して、新たにものを買うときには十分に検討するようにしてください。このように持ちものを減らしていけば、自然に片付けやすい部屋になっていきます。
収納スペースに入りきらないほどの量のものを持っていれば、部屋は散らかって当然です。収納スペースに入らないものや1年以上使っていないものは処分するなど、条件を決めておくことをおすすめします。必要最低限のものだけが部屋に置いてあるようにするのが理想です。
2-3.部屋に人を呼ぶ
他人の目を意識する機会が増えれば、部屋をキレイに保つようになります。つい掃除をさぼりがちな人は、定期的に人を呼ぶとよいでしょう。いつでも人を呼べるような状態を保っていれば、部屋が汚れることはありません。目的があればモチベーションもアップして、楽しい気分で片付けができるでしょう。
3.すぐに部屋を散らかす人の共通点
キレイな部屋を維持するために、部屋が散らかりやすい人の特徴も知っておいてください。思い当たるところがあったら、すぐに改めましょう。
3-1.掃除機を取り出しにくいところに置いている
掃除機を押し入れの奥など、取り出しにくいところに置いている人が多いようです。しかし、このように取り出しにくいところに掃除機があると、思い立ったときにサッと掃除できません。
部屋をキレイに維持するためには、いつでもすぐに掃除できる環境が必要です。掃除機や床用掃除シート、ぞうきんなどは必要なときに簡単に取り出せる場所に置いておきましょう。
3-2.動線を考えずに家具を置いている
片付いていない部屋は、家具がびっしりと置かれていることがあります。部屋を広く使うために有効と思いがちですが、動線を考えなくてはいけません。
たとえば、家具があることで窓が開けにくくなっている部屋があります。窓を開けるのに手間がかかる状態では、自然と窓やカーテンをこまめに開けなくなっていくでしょう。ホコリがたまりやすくなるだけでなく、窓を閉めっぱなしにしていると掃除を頻繁にしなくなります。
また、クローゼットや棚に収納するための導線が考えられていないケースもあるようです。収納に手間がかかると、ものを出しっぱなしにするようになります。このような動線を考えて家具を配置してください。
3-3.カバンの中が汚い
部屋が汚い人は、カバンの中も同じ状態です。ものを出し入れすることが面倒というのが、大きな理由でしょう。外出から帰ってきても、カバンの中のものを出さないでそのままなのです。そして、カバンの中にはレシートやゴミ、読まないパンフレットなどが入れっぱなしになっています。
ものの出し入れをこまめにする人は、カバンの中もこまめに出し入れするため不用なものを捨てることができているのです。
4.キレイな部屋を維持するために続けられる掃除法
4-1.掃除のスケジュールを立てる
掃除をする場所はたくさんありますが、一度にまとめて掃除をしようとすると大がかりになってしまうでしょう。仕事をしていれば、時間にも限りがあります。そこで、場所ごとに掃除をするスケジュールを立てましょう。
たとえば、掃除機をかけるのとテーブルの上を拭くのは日課にします。床とテーブルはものを置きっぱなしにしやすいところでもあるので、こまめに片付けられるようにしておくとよいでしょう。そして、トイレやお風呂などは曜日を決めて掃除します。月・水・金曜日はトイレ掃除、火・木・土曜日はお風呂掃除という感じに決めてください。ベランダやガスコンロなどは月に一度、どこかの日曜日に掃除をします。このように計画を決めておけば、無駄なく掃除を続けられるはずです。
4-2.水回りは使ったあとにサッと磨く
水回りがキレイだと、部屋全体の印象がよくなります。しかし、お風呂やトイレ、洗面所、キッチンは毎日使う場所ですから汚れがちです。そこで、使ったあとにサッと簡単に磨く習慣をつけるとよいでしょう。生活の中でこまめに掃除をしておけば、汚れがたまりにくくなります。
4-3.掃除を習慣づける
生活スタイルに合わせて、掃除をする時間を決めてしまいましょう。朝が忙しければ、帰宅後や就寝前に時間を確保します。あまり気合いを入れすぎると挫折(ざせつ)してしまうでしょう。10分や20分という短い時間で構いません。どんなに面倒でも、歯を磨く感覚で掃除をする習慣をつけることが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。部屋をキレイに維持するために、次の点を実践してみてください。
- ものを使ったあとはすぐに所定の位置に戻す
- 掃除がしやすいような収納を心がける
- コードをまとめる
- 汚れは見つけしだい、すぐに掃除をするクセをつける
- 持ちものを少なくする
- 定期的に人を呼ぶ
- 掃除機や床用掃除シート、ぞうきんなどは必要なときに簡単に取り出せる場所に置く
- 動線を考えて家具を配置する
- ものの出し入れを面倒に思わない
- 掃除のスケジュールを立てる
- 水回りは使ったあとにサッと磨く
- 掃除を習慣づける
最初は大変だと思いますが、慣れてしまえば問題はありません。このような習慣をつけて、常にキレイな部屋でいられるようになりましょう。