部屋の押入れスペースは限られています。上手に活用しなければ必要なものを片付けることができません。実は、押入れの活用方法を見直すなら、もっと多くのものを収納できることもあるのです。簡単な収納術をあてはめるだけで、押入れの整理が上手になります。それでは、上手に収納と整理をするために3つの収納術をご紹介しましょう。
- 押入れの収納スペースを広くする方法
- 押入れを上手に整理する方法
- ものを減らす方法
1.押入れの収納スペースを広くする方法
1-1.奥のスペースを活用する
押入れで無駄になりやすいのは奥のスペースです。しかし、奥のスペースを活用しなければ、押入れの収納は限られます。そこで、手前によく使うものを置き、奥には使う頻度が少ないものを置いてください。また、奥と手前に引き出しがついている2重構造のタンスもおすすめです。キャスターがついたプラスチックケースなども使いましょう。出し入れがしやすいなら、奥のスペースにも使用頻度が高いものを収納できます。
1-2.上のスペースを活用する
押入れの上のスペースも使いにくい場所です。しかし、上のスペースを上手に活用すれば、押入れの収納量は大きく増えます。上のスペースは長尺のものや軽いものをしまいましょう。重いものは出し入れの危険があるからです。細かく棚で区切るのもよいでしょう。棚を作るのなら、ものを重ねて収納しないで済みます。小さいものでも、重ねておくのは出し入れがしにくく不便になるので気をつけましょう。押入れの上部分を活用アイディアとしては、布製で区切り枠がついた収納ケースを押入れの天井に固定するのがおすすめです。その布製のケースには、ネクタイやハンカチなど軽いものを入れてください。上のスペースは通気もよいため、カビも発生しにくく、便利なスペースになります。
1-3.使わないものは押入れに入れない
押入れの収納スペースを広く使うには、収納するものの選定も大切です。特に、奥のスペースには使わないものを置いてはいけません。使う頻度が少ないものも、押入れではなく屋根裏や屋外の物置などにしまいましょう。大きめの必需品があるなら、トランクルームも活用できます。しかし、トランクルームの使用には月々の利用費がかかるので、使用するかどうかはよく検討しましょう。
2.押入れを上手に整理する方法
2-1.小さな箱を活用しよう
箱に収納できるものは、可能な限り箱に入れてください。箱なら積み重ねも楽にできます。箱の中には乾燥剤を入れましょう。布製品を箱に入れるときは、通気をよくするために、箱に穴を開けてください。箱に入れると何を入れたのかわからなくなるため、名札をつけるのもよいでしょう。透明なプラスチック容器もおすすめです。段ボールは湿気を吸うので避けましょう。また、段ボールはゴキブリなどの害虫を寄せ付けることもあるので注意してください。
2-2.出しやすさも考えよう
押入れの整理に箱を使う場合、箱は2段以上重ねないでください。箱の数が増えるなら、箱を置く棚を作りましょう。ブロックと板で作るのが簡単な方法ですが、ブロックは場所をとりすぎます。カラーボックスを利用するほうが、スペースを無駄なく使えるでしょう。自作で棚を作るときは、素材に注意してください。薄い素材は加工が楽ですが、のせることができる重さに限界があります。少なくとも厚さが10ミリ以上のコンパネなどを使用しましょう。
2-3.服の入れ方は注意しよう
服をかけるハンガーラックを押入れに作成することもできます。しかし、服をかける場所を押入れに作ると、スペースをとるので注意してください。特に、コートやドレスなどの長い服は、押入れでの収納はおすすめできません。押入れに入れたいものがほかにあるなら、服をかけるのは別の場所にしましょう。服であれば、上手に見せる収納もできます。セレクトショップなどを観察して、服を見せる収納にする方法を参考にするのもよいでしょう。
3.ものを減らす方法
3-1.買ったら処分する習慣を身につける
押入れの収納術を上手に活用しても、ものが増えていくなら、いずれ収納スペースは限界になります。ですから、収納術には、ものの量をコントロールすることも関係するのです。ですから、新しいものを買ったなら、古いものは捨てましょう。全体のものの量をコントロールするように心がけてください。
3-2.押入れに入れるものを決めておこう
押入れのスペースが足りなくなるもうひとつの原因は、不要なものがたまることです。ですから、押入れに収納するものは必要なものだけにしてください。使うかどうかわからないものは、押入れに入れてはいけません。1度押入れに入れてしまうと、取り出して整理するのは大変です。使うかどうかわからないものは、一時的な箱に入れて2か月間放っておきましょう。2か月のあいだ、その箱から出して使わないものは不要なものです。迷わずに処分してください。
3-3.不用品を処分する秘けつ
不用品を処分するときは、自治体で回収してもらうこともできます。しかし、ものによっては回収に費用がかかるでしょう。分別に時間もかかり、回収の日時も異なるので手間もかかります。そこで、不用品回収業者を活用するのがおすすめです。不用品をまとめて回収してくれるので、時間の節約になります。ものによっては思わぬ高額で買い取ってくれることもあるでしょう。休日も対応してくれる業者がおすすめです。
まとめ
押入れのスペースが限界になっても、できることはまだあります。
押入れの収納スペースを広くするために
- 奥のスペースの活用
- 上のスペース活用
- 収納するものの選択
などを検討しましょう。
押入れを上手に整理するために、箱や棚の活用がおすすめです。ものを増やさないように工夫してください。1年に1度はものを見直して、不用品をまとめて処分するのもおすすめです。我が家を快適な住まいにするために、収納スペースを見直しましょう。