進学や就職を機に、この春から一人暮らしをする方も多いでしょう。しかし1Rは意外と狭いものです。収納に苦労しているという方もたくさんいるでしょう。

そこで今回は、狭い部屋にものをうまく収納する工夫をご紹介します。狭い部屋の収納術を知っていると、いろいろな所で応用も可能です。納戸や子供部屋など小さな部屋の収納術としても役立ちますので、そのようは部屋が自宅にある方もぜひ読んでみてくださいね。収納グッズ以外にも使えるものがいろいろありますよ。

  1. 狭い部屋の収納場所を増やす方法
  2. 狭い部屋だからこそ、持ち物は厳選しよう
  3. 不用品の処分の仕方とは?
  4. 業者を選ぶ際の注意点とは?
  5. おわりに

1.狭い部屋の収納場所を増やす方法

この項では、狭い部屋でも収納場所を増やせるアイデアをご紹介します。釘なども使わないので、賃貸物件でも実践できるでしょう。

1-1.つっぱり棒で簡易収納棚を作る

100円ショップやホームセンターで売っているつっぱり棒を何本か壁の間に渡すと、簡易的な収納棚ができます。重い物をつるしたり乗せたりしても大丈夫な太いものもあるので、用途に合わせてつっぱり棒を選ぶと良いでしょう。これで天井付近のデットスペースが解消されます。釘を使わないので、賃貸物件で問題ありません。

1-2.ワイヤーネットで壁を収納スペースに替える

100円ショップで売っているワイヤーネットを壁に取り付ければ、あっという間に収納スペースに早変わりします。壁以外にも冷蔵庫の側面や、押し入れの内壁、タンスの扉の裏などある程度面積のある場所なら、どこでも取り付けられるでしょう。そこにS字フックを取り付ければ、色々なものをつりさげられます。

ただし、この収納方法はほこりがたまりやすいというデメリットがあるので、こまめに掃除をしましょう。また、あまり使わない物よりも頻繁に使うものをつりさげておく方が、ほこりがたまりにくいです。

1-3.わずかな隙間はこうやって収納スペースにしよう

家具と壁の間に中途半端な隙間ができるともったいないです。そこに板を入れれば、簡易的な収納スペースになるでしょう。隙間の幅を図り、ホームセンターでそれに合わせて板を切ってもらえばできあがりです。つっぱり棒を使った収納の応用編ともいえます。これも釘を使いませんので、賃貸物件でも安心です。ただし、壁紙を傷つけないように注意してください。

2.狭い部屋だからこそ、持ち物は厳選しよう

しかしいくら収納スペースを増やしても、物もいっしょに増え続ければいたちごっこです。狭い部屋で快適に暮らすためには、持ち物を厳選しましょう。洋服などシーズンごとに増えるものは、1年間着なかったら処分するなどルールを決めると処分しやすいです。

また、物を買う際は、あらかじめ置く場所を確保してから買に行きましょう。そうすれば、「衝動買いをしたけれど、置く場所もなくて困ってしまった」ということもありません。

3.不用品の処分の仕方とは?

では、不用品が出たらどのように処分をすればよいのでしょうか? この項では、不用品の処分の仕方をご紹介します。捨てるだけではありませんよ。

3-1.自治体にごみとして処分を依頼する

最も基本的な処分の仕方です。しかし最近はごみ出しのルールも厳しくなり、出し方を間違えると回収してくれません。注意しましょう。また、ごみ出しのルールは各自治体で異なります。A市では不燃ごみだったものがB市では粗大ごみ扱いだった、ということも珍しくありません。ごみの分類は市役所のホームページに掲載している自治体が多いので、迷ったら必ず確認しましょう。

粗大ごみは有料という自治体も多いので、うっかり料金を払い忘れないように気をつけてください。

3-2.売却する

まだ使える物であれば、リサイクルショップやフリーマーケット、さらにインターネットオークションで売却できます。特に服などは流行の移り変わりが早いので、不要になったらできるだけ早く売ってしまいましょう。いくら元値が高価でも、古い物は一部を除いて値段が付きません。ですから定期的に持ち物を見直す習慣をつければ、不用品の「売り時」を逃さずにすみます。

なお、インターネットオークションに出品する場合は、配達手段をよく考えておきましょう。あまり大きな物を出品すると配達手段が引っ越し便になってしまい、送料が高くなってしまいます。また、壊れ物や家電を遠方に送る際は、途中で破損しないように梱包をしっかりとしましょう。

3-3.不用品回収業者を利用する

事情があって大量の不用品を一度に処分したいという場合や、今すぐに不用品を引き取って欲しい場合は、不用品回収業者を利用しましょう。不用品回収業者とは、有料で一般家庭から出る不用品を回収してくれる業者のことです。

自治体のごみ出しルールが厳しくなって以来、利用者が増えています。対応が早い業者だと、依頼をしたその日に回収に来てくれる場合もあるでしょう。有料ですが大量の不用品の回収を依頼しない限り、驚くほど高額にはなりません。

4.業者を選ぶ際の注意点とは?

では最後に、不用品回収会社を選ぶ際の注意点をご紹介します。トラブル防止の為にぜひ参考にしてください。

4-1.見積もりは必ず取る

不用品回収の料金は、回収するものによってかわります。ですから回収を依頼する際、必ず見積もりを請求しましょう。見積書が正確な業者は信用できます。逆に色々な理由を付けて見積書を出し渋ったり、加算前提のいい加減な見積書を出す業者は利用しない方が良いでしょう。

4-2.電話対応で業者の質を判断しよう

電話で回収を依頼した際、その対応で業者の質がある程度わかります。優良な業者は電話対応も丁寧で、説明もわかりやすいでしょう。いい加減な業者の場合は、電話対応もそれなりです。

また、連絡先が携帯電話という業者は依頼しない方が良いでしょう。携帯電話の番号しか知らされていないと、何かトラブルがあった際にすぐに音信不通になってしまいます。過去に何かトラブルを起こした業者も、用心のために固定電話を使わないというケースが多いでしょう。

4-3.押し買いに気をつける

押し買いとは、家にいきなりやってきて貴金属などを不当に安い値段で買い取っていくことです。飛び込み営業の体で「不用品を買い取ります」と持ちかけてくることが多いでしょう。うっかり家に上げてしまうと、態度を一変させる業者も珍しくありません。このような営業マンがきても絶対に家に上げないようにしましょう。扉を開けずに対応すれば、被害にあわずに済みます。

5.おわりに

いかがでしたか? 今回は狭い部屋の収納アイデアや、不用品の処分の仕方についてご紹介しました。
まとめると

  • つっぱり棒やワイヤーネットを使えば、収納スペースを増やせる
  • 不用品は定期的に処分する習慣をつける
  • 不用品をいち早く処分したい場合は、不用品回収業者を利用しよう

ということです。今は、持たない暮らしをあえて楽しむという人も増えています。また、町中に不用品を気軽に売れるリサイクルショップも増えました。持ち物が増えすぎて困ってしまったり今よりも狭い部屋に引っ越すという場合は、ぜひ持ち物を厳選しましょう。暮らすということは案外物入りのように思えますが、実践してみると色々なもので代用できます。ひとり暮らしをする際は、最初からあれもこれもと買いそろえず、少しずつ必要な物をそろえていくようにしましょう。そうすれば収納スペースがすぐにいっぱいになることもありません。