ペットを飼っていると抜け毛の時期が悩みの種です。特に、中型犬を家で飼うなら、大量に抜け毛が生じる時期があるでしょう。ですから、適切に抜け毛対策を行うこと、また効率的に掃除をするのが大切です。それでは、抜け毛対策で今できること、また簡単にペットの抜け毛を掃除する方法をお伝えします。
- ペットの抜け毛対策
- 抜け毛掃除のコツ
- 服についた抜け毛の取り方
1.ペットの抜け毛対策
1-1.抜け毛には時期がある
抜け毛は時期によって量が異なります。また、抜け毛の量は犬の種類によっても違うでしょう。ペットをこれから飼う予定なら、抜け毛の時期と量を確認しておくのもおすすめです。犬であれば通常、多量に抜け毛が生じる時期が年に2回あります。また、一般に犬は、春に抜け毛が多いでしょう。犬は体温の調整を毛の量でも行います。そのため、自然のサイクルとして季節の変わり目に抜け毛があるのです。数年飼っているペットなら、抜け毛の時期の感覚もわかり、事前に対策を練って、部屋に落ちる抜け毛の量を減らすことができるでしょう。同時に、毛の量やつやで犬の健康状態がわかります。部分的な抜け毛や肌の調子などを見て、抜け毛が病気に起因していないかも確認しましょう。
1-2.定期的なブラッシングを心がけよう
季節的に生じる抜け毛は防ぎようがありません。しかし、抜け毛の季節がわかっているなら、定期的なブラッシングをすることで部屋の中での抜け毛を減らすことが可能です。散歩先でほかの人に迷惑がかからない場所でブラッシングをするのもよいでしょう。ブラッシングしたときの毛は可能な限り回収して、自分で処分してください。また、抜け毛の時期とは関係なく定期的なブラッシングをするのもおすすめです。肌や毛穴の健康が増すため、不必要な抜け毛を防ぐことができます。
1-3.体調を図る目安にもなる
病気やストレスも犬の抜け毛の原因です。もし、抜け毛が急に増えたなら、犬がストレスを感じるような生活の変化がなかったか考えましょう。忙しすぎて犬の散歩にいけないことや部屋が常に散らかっていることなども、犬がストレスを抱える原因になります。特に、部屋の掃除が十分でないなら、ダニが繁殖しやすくなり、犬の肌に住みつくこともあるのです。掃除がしやすい部屋にして、定期的な床掃除を心がけてください。部屋が狭すぎるなら、片付けがしにくいでしょう。掃除がしやすい部屋にするためには、不要なものを処分して、部屋をすっきりするのも大切です。
2.抜け毛掃除のコツ
2-1.掃除機と粘着カーペットクリーナーの活用
抜け毛の掃除には、床掃除が基本です。抜け毛が床にあると、ペットや人が歩くだけで抜け毛が部屋に舞い上がります。そのため、抜け毛が多いシーズンは毎日なんども掃除機をかける必要があるでしょう。フローリングであれば、フローリング用の掃除シートでもある程度の毛を回収できます。徹底的に毛を回収するには、「コロコロ」とも呼ばれる粘着カーペットクリーナーを使ってください。
2-2.空気清浄機も活用しよう
空気清浄機も抜け毛の掃除に活用できます。空気清浄機の機能は目的によって異なるため、ペットの抜け毛に対応した空気清浄機を選んでください。ペットのにおい対策も同時にできるものがおすすめです。とはいえ、空気清浄機が回収できる抜け毛の量には限界があります。床の徹底的な掃除がなにより大切です。また、空気清浄機のフィルターは定期的な清掃や交換が大切でしょう。ペットによって抜け毛の量が違うため、抜け毛が多いペットなら、推奨しているフィルターの交換時期よりも早めに交換する必要があります。
2-3.布団や家具の抜け毛対策
布団についた抜け毛は、粘着カーペットクリーナーを活用してとりましょう。また、シーツや枕カバーは、抜け毛がつきにくい材質を選んでください。そのような材質であれば、布団を干す際に、布団をたたくだけで毛がとれます。ソファーやイスなどの家具製品も、布やフェルト部分があるなら、抜け毛がとりにくいものです。ソファーの場合は干すのも難しいため、抜け毛がつきにくい材質のソファーに買い替えるのがよいでしょう。不用品回収業者に現在のソファーの回収を依頼してください。状態のよい家具なら、買い取りも期待できます。
3.服についた抜け毛の取り方
3-1.毛がついたままでの洗濯はやめよう
服に抜け毛がついているなら、毛をとってから洗濯機にいれましょう。抜け毛は洗濯ではとれず、ほかの衣類にも毛がつきます。服の素材によっては、強く払うだけ十分です。毛がとれにくい服なら、「コロコロ」を使いましょう。「コロコロ」はテープ式の使い捨てタイプとシリコン材質の洗って繰り返し使えるものがあります。洗う手間を気にしないのなら、繰り返し使えるタイプが経済的でおすすめです。
3-2.思いきって買い替える
毛がつきやすい服の場合、洗濯や管理にも時間がかかります。管理にかかる手間やストレスを考えるなら、思いきって服を買い替えるのもよいでしょう。毛がつきやすい服は処分して、毛がつきにくい服だけにするのです。長い目で見るならば毎日のストレスや対応時間も減り、効率のよい生活になるでしょう。
3-3.ペットとの生活を大切にした環境
抜け毛対策も含め、ペットとの生活には生活スタイルの調整が求められます。しかし、必要な調整も、ペットとの生活のためなら喜んで調整したいはずです。犬や猫が室内で心地よく生活できるよう、大規模な部屋の改造をする人も少なくありません。できる範囲でペットにとってよい環境を整えるなら、一緒に生活する楽しさも倍増します。思いきった家具や持ち物の処分も必要でしょう。不用品回収業者を活用するなら、すべてを1度に処分できるので便利です。まだ使えるものなら買い取りも期待できるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?ペットの抜け毛は、しっかり対策をとれば大きなストレスにはなりません。定期的な掃除が大切ですが、掃除がしやすい環境なら大きな負担にはならないでしょう。ペットとの生活は貴重なたからものです。多少の犠牲を払ってでも、ペットがストレスなく生活できる環境を整えるなら、楽しいペットとの生活を長く続けていけるでしょう。