布団のカビに悩まされていませんか? 布団は、1日の疲れを取るための睡眠に欠かせないものです。1日で最もリラックスできる場所と言っても過言ではないでしょう。私たち人間は毎日必ず布団で横になり、睡眠を取るわけですが、寝てる間に実はたくさん汗をかいているのです。そのため、朝起きたときに布団はかなり汗を含み湿気(しけ)ている状態となっています。

このような湿気がたまっていくと、布団の裏側にカビが生えてしまう可能性も高くなるのです。裏側とはいえ、黒いカビのシミができていると見栄えも悪いですし、健康面でも気になりますね。そこで、この記事では布団についたカビの取り方をご紹介していきましょう。布団のカビに悩まされている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

  1. 布団のカビ、取り方のポイントは?
  2. 布団にカビが生える原因は?
  3. 布団にカビが生えないようにするには?

1.布団のカビ、取り方のポイントは?

布団の裏側を見てみると、黒いポツポツとしたシミがある…。そんな状態に陥っていませんか? この黒い小さなシミは、カビです。このようなカビのシミは、1つできるとどんどん広がってしまいます。布団の全体に広がってしまう前に、適切なカビの取り方を覚えて落としてしまいましょう。

1-1.布団のカビを落とすために準備するもの

布団のカビを落とすには、次のものが必要となります。

  • 重曹スプレー(重曹を水に溶かしたもの)
  • エタノール
  • 歯ブラシ
  • ティッシュペーパー

以上のものを用意したら、次の手順でカビを落としていきましょう。まず、カビが生えているところに重曹スプレーをかけます。そのまま3分間放置しましょう。3分たったら、カビの部分を歯ブラシでこすっていきます。十分にこすったら、ティッシュペーパーを丸めて、布団に押し付けるようにしながら水気を取ってください。

次に、エタノールを十分にかけたティッシュをカビのあった部分に当てて3分放置します。その後、外に干すなどして濡(ぬ)れている部分を乾燥させたらOKです。布地に生えてしまったカビを落とすには、漂白剤を利用するのが便利ですが、布団だと簡単に漂白剤を使用することができませんね。しかし、重曹スプレーとエタノールを使えば、漂白剤を使わずにカビを落とすことができるのです。

1-2.布団のカビがどうしても落ちない…そんなときは?

重曹スプレーとエタノールを使えば、布団にできたカビのシミを消すことができなかったとしても、カビ自体の滅菌はできているので安心です。しかし、黒いポツポツとしたシミが残ったままになるのは嫌だ…という人もいるでしょう。

重曹スプレーを使ってみても取れないカビのシミは、クリーニングなど専門の業者にお願いして取るのが一番です。どうしても取れないカビのシミに悩まされている人は、その布団をクリーニングに出すと良いでしょう。

2.布団にカビが生える原因は?

そもそも、どうして布団にはカビが生えてしまうのでしょうか。ここでは、布団にカビが生える主な原因についてご紹介していきます。

2-1.人間の汗

夜中にふと目を覚ましたら、寝汗をかいていた…という経験をしたことはありませんか? 実は、人間は眠っているときにたくさん汗をかいているのです。特に夢見が悪かったり、体調が悪かったりすると、普段よりもかく汗の量が多くなります。

そのため、夜布団に横になって朝起きるころには、布団の裏側にはたくさんの湿気がたまっていることが多いのです。毎日布団をいちいち畳んだり敷いたりするのは面倒なものですが、これを怠って敷きっぱなしにしていると、布団の裏側にたまった湿気が取れず、カビが発生してしまうことになります。できるだけ毎日布団を畳んで、裏側にたまった湿気を逃がしてあげるようにしましょう。

2-2.フローリングに直接布団を敷いている

実は、フローリング仕様の床にそのまま布団を敷いていると、間にカーペットなどを挟んでいる状態のときよりもカビが生えやすいと言われています。下がフローリングの床となると、布団の裏側にも湿気がたまりやすい上、湿気が逃げるところもなくなってしまうため、ジメジメした状態が続きやすいのです。カビはこうした湿った環境を好むため、すぐに生えてきてしまいます。布団を敷くときは、フローリングに直接ではなく、必ず間に何かを挟むようにしてください。

3.布団にカビが生えないようにするには?

一度布団にカビが生えてしまうと、滅菌したり、そのシミを落としたりするのは非常に大変です。そのため、日頃から意識してカビが生えないようにしていきたいでしょう。そこで、ここでは布団にカビを生やさないためのポイントをご紹介します。

3-1.除湿シートを活用しよう

除湿シートとは、布団の下に敷いておくだけで布団の湿気を取ってくれるというものです。布団の下に敷くだけでOKなので、手軽に布団の湿気取りを行えます。また、除湿シートの湿気がたまってきたら、布団と同じように干すことで何回でも使えるものが多いため、コストパフォーマンスも良いと言えるでしょう。布団の他に除湿シートも干さなければならない手間はありますが、布団の裏側にカビが生えるのをしっかり防いでいけるはずです。

3-2.布団乾燥機を活用する

布団が含んだ水気を取ってくれるアイテムとしてもう1つ挙げられるのが、布団乾燥機です。定期的に布団乾燥機を利用することで、布団の水気を除去し、カビが生えにくい環境を作り出すことができます。また、寝る前に布団乾燥機をかけることで布団の湿気が取れるので、温かくふんわりした布団で眠ることもできるでしょう。このように、より良い睡眠を取るためにも活用できるため、おすすめなアイテムです。

3-3.起きたら布団を干す習慣をつける

毎日忙しい人は難しいかもしれませんが、最も効果を期待できるのは、この方法です。毎日、朝起きたらまず布団を干すという習慣をつければ、布団に湿気がたまった状態になることもなくなるため、カビが生えにくくなります。雨の日など天候がよろしくない日は、家の中で干せるようなグッズをホームセンターなどで購入し、それに布団をかけて窓際に置いておくだけでも良いでしょう。これを習慣化することで、万年床になってしまうのも防ぐことができます。

まとめ

布団に付着したカビの取り方についてご紹介してきましたが、いかがでしたか? 布団は毎日使うものだからこそ、清潔な状態を保っていきたいものでしょう。布団に生える黒カビは、体に悪影響を及ぼすカビの1つと言われています。知らない間にカビが生えて、寝ているときに鼻や口からカビを吸い込んでしまっていたら、健康的にも良くないでしょう。

実際、万年床にしてしまったことで布団の裏側全体に黒カビが生えてガンを患ってしまったという人もいるのです。知らない間に健康に害が及んでしまうのは、非常に恐ろしいことこの上ありません。このような健康被害を防ぐためにも、布団にはカビが生えないように日頃から対策をしていくことが重要です。

布団に湿気をためこまないような生活を意識して、自分なりに工夫しながら布団をカビから守っていきましょう。また、定期的に布団の裏側をチェックして、カビが生えていないかの確認も行ってください。万が一生えていた場合は、重曹スプレーとエタノールなどで早めに落とし、滅菌するように心がけていきましょう。

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