「収納が苦手で困っている」という人は多いでしょう。収納が上手にできない人は部屋も散らかりがちです。片付けの基本ともいわれる収納を成功させるコツにはどのようなものがあるのでしょうか。
この記事では、上手に収納するためのポイントやおすすめの収納アイデア・便利な収納グッズなどを詳しくご紹介します。
- 収納が苦手な人の特徴は?
- 収納を成功させるポイント4つ
- 収納が苦手な人におすすめの収納アイデア5選
- あると便利な収納グッズを紹介
- おすすめの収納術に関するよくある質問
この記事を読むことで、収納がうまくいかない理由や、片付け上手になれる収納術などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。
1.収納が苦手な人の特徴は?
まずは、収納が苦手な人に多い特徴をまとめました。
1-1.ものを溜(た)めこんでしまう
収納が苦手な人には、ものを溜(た)めこんでしまうクセがある場合が多いでしょう。買いものをするのが好きで気になったものは何でも買ってしまい、ものが増えても捨てようとしません。ものを捨てられないのは「もったいない」という理由である場合がほとんどです。当然、収納スペースもものでいっぱいになり、何がどこにあるのかすぐ分からなくなってしまいます。
1-2.ものの定位置が決まっていない
ものの定位置が決まっていないというのも、収納下手な人によくある特徴です。使ったらどこへ戻すかが決まっていないため、どこにしまったか分からなくなることが多いでしょう。カテゴリー別に収納されていないので使いにくい収納スペースになってしまいます。
1-3.収納の仕方が分からない
そもそも収納の仕方が分からないという理由で上手に収納できない人も多いでしょう。使いやすい収納スペースにするためにはどうすればよいのかが分からないので手が付けられないのです。この場合、収納のコツが分かれば上手に収納できるようになる場合がほとんどでしょう。
2.収納を成功させるポイント4つ
収納を成功させるために押さえておきたいポイントをご紹介します。
2-1.ものを増やさない
ものが多いと収納がうまくいかないため、まずはものを増やさないことを心がけましょう。今ある不要はものはできるだけ処分し、今後もものが増えすぎないように自分なりのルールを作るのがおすすめです。たとえば、1つものを買ったら1つ捨てる・ものを買うときは本当に必要かどうかを冷静に考える時間を作るなどがよいでしょう。また、コップやマグカップなどは、家族の人数より多く持たないようにするのがポイントです。
2-2.ものの定位置を決める
すべてのものの定位置を決めましょう。使い終わったらどこにしまうのかが決まっていれば、部屋が散らかることも収納スペースが足りなくなることもないはずです。使うたびに置き場所を変えているとものが見つかりにくくなり、同じものをまた買わなければならなくなってしまうこともあるでしょう。できるだけ使う場所の近くを定位置にするのがおすすめです。
2-3.使用頻度に合わせて収納する
使用頻度を考えてどこに収納するか決めていきましょう。使用頻度の高いものは出し入れしやすい場所に、使用頻度の低いものは高いところや奥のほうに収納します。よく使うものを出し入れしにくい場所に収納すると、片付けるのが面倒になって出しっぱなしにしてしまいがちなので注意してください。
2-4.「一時置き場」を作る
提出しなければならない学校のプリントや返信の必要がある手紙・読んでいる途中の本など、少しの間だけ収納せずに出しておきたいものもあると思います。そういったものを一時的に置く場所を作りましょう。カゴやトレーなどを用意するのもおすすめです。
3.収納が苦手な人におすすめの収納アイデア5選
収納が苦手な人でも簡単にできる、おすすめの収納アイデアをご紹介しましょう。
3-1.収納スペースの中を仕切る
仕切りのない引き出しや収納ケースを活用する際は、中を仕切って使うのがおすすめです。仕切りがないと収納スペース内でものがごちゃごちゃになってしまいます。幅や高さを自由に調整できるよう、突っ張り棒を使って仕切るとよいでしょう。
3-2.収納グッズのデザインや色をそろえる
ケースやトレーなどを使って収納する場合は、収納グッズのデザインや色をそろえるとよいでしょう。いろいろなデザインや色のものを混ぜると収納スペース内が乱雑な印象になってしまいます。シンプルな白でそろえるとすっきり見えておすすめです。
3-3.クローゼットの中にラックや衣装ケースを設置する
クローゼットのは高さがあるので無駄な空間ができやすいのが特徴です。そこで、ラックや衣装ケースをクローゼット内にそのまま入れて使い、空間を有効活用するとよいでしょう。空いているスペースに合わせて大きさや形を選べば無駄なスペースができずに済みます。
3-4.デッドスペースを活用する
家の収納スペースが足りない場合は、デッドスペースを活用して収納する方法を考えましょう。たとえば、家具と家具の間やベッドの下・収納扉の裏側など、工夫しだいで収納スペースを作ることが可能です。細長い収納棚をすき間に設置する・壁面収納を取り入れるなどすれば、でデッドスペースを有効活用できるでしょう。
3-5.見せる収納を取り入れる
すべて収納すれば部屋はすっきりしますが、出し入れしにくくなると返って使い勝手が悪くなってしまいます。ある程度は見せる収納も取り入れてバランスよく収納するとよいでしょう。オープン棚にお気に入りの雑貨をディスプレイするなど、部屋がごちゃごちゃした雰囲気にならないよう注意しながら収納していってください。
4.あると便利な収納グッズを紹介
おすすめの収納グッズをご紹介しましょう。
4-1.カラーボックス
カラーボックスは収納グッズの定番といわれています。組み合わせを工夫することで、スペースを有効活用することが可能です。縦にしても横にしても使える・積み重ねて使える・収納量に合わせて買い足すことができるなど、メリットはたくさんあります。シンプルなデザインなのでどんな部屋にも合わせやすく、価格がリーズナブルのも魅力でしょう。
4-2.スチールラック
スチールラックはさまざまな場所の収納に活用できるグッズです。サイズのバリエーションが豊富で棚の高さを自由に調整できる・見た目もおしゃれなどのメリットがあります。そのまま部屋に設置するのはもちろん、クローゼット内に設置すれば縦の空間を活用した収納が可能です。色を塗ったり板を乗せたりしておしゃれにDIYする人も多くなっています。
4-3.ファイルボックス
書類整理に役立つファイルボックスは、収納グッズとしても活躍します。調味料や鍋・掃除道具などがすっきり収納できるため、キッチンで活用している人も多いでしょう。シンプルなデザインなのでずらりと並べてもすっきりした見た目になります。乱雑になりがちな取扱説明書の収納にも最適です。
4-4.フタ付きのプラスチックケース
中身が見えず、積み重ねて使えるフタ付きのプラスチックケースもおすすめです。子どものおもちゃなど、乱雑になりやすいものも簡単にすっきりさせることができます。収納するものや置き場所に合わせてサイズを選ぶことができるのもメリットでしょう。
4-5.コの字ラック
コの字ラックは高さを活用したいときの収納に便利です。空間を上下に区切ることができるので収納量が倍になります。棚を増設するほどではないときや、安く済ませたいときに大変おすすめです。
5.おすすめの収納術に関するよくある質問
「おすすめの収納術を知りたい」という人が感じるであろう疑問とその回答をまとめました。
Q.ものを減らしたいのですが、処分するかどうかの判断基準にはどのようなものがありますか?
A.持っていることを忘れていたものや似たようなものがほかにあるもの・ほとんど使っていないものは処分すべきです。
Q.よくある収納の失敗を教えてください。
A.雑誌で紹介されている収納をそのまま真似(まね)して使い勝手が悪くなってしまったという例が多いでしょう。自分の家に合った収納を考える必要があります。また、収納グッズを買いすぎて部屋が狭くなってしまうという失敗も多いでしょう。
Q.使い勝手のよい収納のポイントは何ですか?
A.すぐ見つかること・取り出しやすいこと・しまいやすいことの3つがポイントになります。
Q.ものを片付ける習慣を付けるには、どうしたらよいですか?
A.使ったら元に戻すことと、1日に1回部屋をリセットすることを体にしみ込ませるとよいでしょう。
Q.見せる収納にはどのようなメリットがありますか?
A.一目で何がどこにあるか分かること・すぐ手に取れること・片付けやすいことがメリットです。
まとめ
収納が苦手な人の特徴や上手な収納のポイント・おすすめの収納グッズなどを詳しくご紹介しました。収納にはコツがあります。収納が苦手な人でもコツをつかめばすっきりと収納できるようになるでしょう。ぜひこの記事を参考に、収納に成功してください。