「食器棚の収納がうまくいかない」「すぐごちゃごちゃになってしまう」という悩み、よく分かります。食器はいつの間にか増えてしまいがちで大きさや形もバラバラなため、収納しにくいのが悩みの種です。見た目もすっきりしていて出し入れしやすく収納するためには、一体どうすればよいのでしょうか。
この記事では、食器の収納アイデアやおすすめの便利グッズ・不要な食器を減らす方法などをまとめてご紹介します。
この記事を読むことで、食器を上手に収納するポイントや不要な食器を捨てる判断基準などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。
1.食器収納の基本3つ
まずは、食器を収納する上で知っておきたい基本についてご紹介しましょう。
1-1.大きさや形・色をそろえる
食器を大きさや形・色ごとにそろえて収納するとすっきりして見えます。大きさや形がバラバラな食器を重ねて収納すると安定せず、出し入れがしにくくなるでしょう。使いたいときにすぐ取り出すことができず、使い勝手の悪い食器棚になってしまいます。茶わんは茶わん、平皿は平皿というように分け、大きさごとに収納していきましょう。色についても、同じ色ごとにまとめて収納すると統一感が出ます。
1-2.使用頻度によって収納場所を決める
使用頻度を考えて場所を決めていきましょう。よく使う食器は取り出しやすい高さの棚に、使用頻度が低い食器は下段や上段・棚の奥などに収納するのがおすすめです。料理中に使いたい食器が見つからず、ストレスを感じることもなくなるでしょう。
1-3.収納できる量を知る
どのくらいの量の食器を収納できるのか、収納スペースの広さを確認しましょう。食器棚がごちゃごちゃしてしまう原因の多くが、収納できる量以上の食器を収納していることにあります。収納の適正量以上の食器がある場合は、減らすことも検討する必要があるでしょう。
2.食器の収納アイデアを紹介
食器を上手に収納するためのおすすめアイデアをご紹介しましょう。
2-1.食器を立てて収納する
食器を立てて収納すると、平置きするよりスペースを使わず、出し入れもしやすくなります。平置きすると下のほうにある食器を取り出すために、上に乗せてある食器をよける必要があるでしょう。しかし、立てて収納すればその必要はありません。使いたい食器をすぐ取り出すことができ、しまうのも簡単です。
2-2.隠す収納と見せる収納を使い分ける
収納には、「隠す収納」と「見せる収納」があります。この2つを上手に使い分けることで、すっきりかつおしゃれに食器を収納できるでしょう。お気に入りの食器をオープン棚に並べて収納する方法や、使用頻度の低い食器をかごやボックスにまとめて入れ、見えないように収納する方法もあります。上手に使い分けることで収納できる量を増やすこともできるでしょう。
2-3.食器棚のデッドスペースを活用する
食器棚の高さや奥行きにできるデッドスペースを活用しましょう。たとえば、コップをトレイに入れてまとめて収納し、トレイごと出し入れできるようにすれば、食器棚の奥行きをムダにすることはありません。また、コの字ラックなどを使って食器を2段に収納することで、食器棚の高さも有効活用できるでしょう。
2-4.食器棚以外の収納スペースを増やす
食器棚だけでは収納スペースが足りない場合は、カラーボックスに大きめのバスケットを入れて食器を収納する方法もおすすめです。DIYで新たに棚を取り付け、収納スペースを増やすのもよいでしょう。そのほかにも、シンク下を食器棚として活用するなど、収納スペースを増やす方法はいくつかあります。
3.食器収納に役立つ便利グッズは?
上手な食器収納に役立つ便利グッズをご紹介しましょう。
3-1.ファイルケース
100円ショップでも購入できるファイルケースは、食器を立てて収納する際に大変役立ちます。立てて収納することで省スペースにつながるだけでなく、食器をすっぽり収納できるため、見た目もすっきりするでしょう。ファイルケースのデザインを統一すればまとまりも出ます。
3-2.プラスチックトレイ
さまざまなサイズのプラスチックトレイを用意しておけば、食器をまとめて収納することができ、出し入れもしやすくなります。カトラリー用のケースとしても活用できるため、大変おすすめです。
3-3.かご
食器をおしゃれに収納したいなら、かごを使うのがおすすめです。来客時に食器棚の中が見えてしまっても安心でしょう。食器以外に、ふきんやキッチン小物を入れておくのもおすすめです。生活感を丸ごと隠しておしゃれに収納できるでしょう。
4.不要な食器を手放してすっきり収納しよう
食器をすっきり収納するためには、多すぎる食器の量を減らすことも必要です。食器を捨てる判断基準や処分方法についてご紹介しましょう。
4-1.残すか捨てるかの判断基準は?
食器を残すか捨てるかの判断に迷うことも多いでしょう。以下のような食器は、捨てることをおすすめします。
- 欠けているもの
- セットで買ったが1つしか残っていないもの
- 用途が限られているもの
- 好みでないもの
- 似たような食器が複数あるもの
- ほとんど使っていないもの
4-2.素材によってゴミの分類が異なる
食器は素材によって何ゴミに分類されるかが異なります。ガラス製や陶器製の食器は燃えないゴミ扱いになる自治体がほとんどですが、金属製の食器は金属ゴミ・木製の食器は燃えるゴミとして捨てる場合が多いでしょう。ただし、ゴミの分類方法は自治体によって違いがあるため、必ず事前に確認してください。
4-3.状態のよい食器は買取へ
使用感が少なく状態のよい食器は、買取に出して処分するのがおすすめです。ブランドものの食器であれば高額で買取してもらえる可能性が高いでしょう。ただし、ノーブランドの食器は未使用のもの以外、買取不可になるケースが多いため、覚えておいてください。食器を買取に出す方法としては、リサイクルショップや買取業者などがあります。すぐお金にしたいならリサイクルショップ、少しでも高額で買取してもらいたいなら買取業者を利用するとよいでしょう。買取も行っている不用品回収業者に依頼すれば、状態がよければ買取・状態が悪ければ回収してもらえます。食器以外にも処分したい不用品が大量にある場合は、利用してみるとよいでしょう。
4-4.業者選びには注意が必要
食器の買取を買取業者に依頼する場合、業者選びを慎重に行う必要があります。中には、きちんとした許可を持たずに営業し、料金をだまし取ったり回収した不用品を不法投棄したりする悪徳業者も存在するのです。業者を選ぶ際は、一般廃棄物収集運搬業の許可の有無や業者の住所などの基本情報をしっかりチェックしてください。
5.食器の収納に関するよくある質問
「食器を上手に収納したい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。
Q.食器棚を整理してもすぐごちゃごちゃになってしまいます。どうすればきれいな状態を維持できるでしょうか?
A.1つ1つの食器に定位置を決め、使い終わった後はその場所に戻すよう徹底してください。また、定期的に食器棚をチェックし、不要な食器は処分しましょう。
Q.散らかりやすい食器棚にはどのような特徴がありますか?
A.使わない食器が多い・食器の定位置が決まっていない・同じ用途の食器が複数あるなどでしょう。
Q.食器を減らしたいのですが、捨てるべきか迷うものが多すぎて時間がかかってしまいます。どうすればよいでしょうか?
A.いったん保留にして保管しておきましょう。半年ほどたっても使う機会がなかった食器は、思いきって処分すべきです。
Q.悪質な不用品回収業者の特徴を教えてください。
A.ホームページがない・住所や固定電話の番号を明らかにしていない・無料見積もりを受け付けていないなどの業者は利用しないほうがよいでしょう。
まとめ
食器の収納アイデアや役立つ便利グッズ・不要な食器を処分する方法などをまとめてご紹介しました。食器を上手に収納するには、いくつか工夫が必要です。見た目もすっきりしていて使いやすい食器棚にするために、ぜひこの記事を参考にしてください。