「大掃除にいつも手間と時間がかかる」「どうすればスムーズに掃除できるのか」など、大掃除で頭を抱えている方は多いでしょう。やることが多い大掃除だからこそ、前準備をしっかりしておかなければなりません。また、大掃除では大量の不用品が出てくるため、それらを処分する必要もあります。
そこで、本記事では、大掃除の計画を立てるコツや不用品を処分する方法などについて詳しく説明しましょう。
- 大掃除を始める前にチェックすること
- 大掃除の計画を立てるコツ
- 大掃除のコツを場所別に紹介
- 大掃除で出た不用品を処分するには?
- 大掃除に関してよくある質問
この記事を読むことで、大掃除を始める前にチェックすることなども分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。
1.大掃除を始める前にチェックすること
最初に、大掃除を始める前にチェックしておきたいことを解説しましょう。
1-1.大掃除のスケジュールを立てる
大掃除を始める前に、スケジュールを立てることが大切です。計画的なスケジュールを立てられるかどうかで、大掃除のモチベーションも大きく変わります。大掃除はやるべきことがたくさんあるため、細かいスケジュールを立てておかなければ途中で挫折してしまいがちです。また、作業中の無駄が増えたり、予想以上に時間がかかってはストレスがたまったりする可能性もあります。大掃除を効率的に進めるためにも、事前にスケジュールを立てることが大切です。
1-2.必要なアイテムを用意する
大掃除で必要なアイテムをそろえることも、事前に準備しておきたいポイントです。だいたいのスケジュールが決まったら、必要なものリストを作り、まとめて買い出しに行きましょう。必要なものリストを作るのは、買い忘れをなくすためです。買い忘れがあると、それだけで時間と手間がかかってしまいます。なお、大掃除で必要なアイテムは下記を参考にしてください。
- 重曹
- クエン酸
- セスキ炭酸ソーダ
- 酸素系漂白剤(粉末タイプ)
- ゴム手袋
- 雑巾・古布
- スポンジ
- ブラシ
- ハンディモップ
- 掃除機
2.大掃除の計画を立てるコツ
ここでは、大掃除の計画を立てるコツについて詳しく説明します。
2-1.少しずつ掃除する
自分のペースで大掃除を進めたい方は、1日で終わらせるのではなく少しずつ掃除をすることが大切です。スケジュールを立てる際は、「この日は必要なものと不要なものを仕分ける」「この日までにキッチンの掃除を終わらせる」など、カレンダーやメモ帳などに書き込んでおきましょう。その日の目標を設定する際は、達成しやすい内容にすることが大切です。無理な日程でスケジュールを組むと、ストレスがたまり、大掃除が中途半端になる恐れがあります。
2-2.部屋の図面を作る
大掃除でやり残しがないように、部屋の図面を作ってみましょう。ノートやメモ帳などに、部屋の図面を作ることで、家の状態を俯瞰的に見ることができるようになります。どこを掃除すればいいのか、やり残している場所はないか、常に確認しながら大掃除を進められるようになるのです。部屋の図面を作る際は、簡単なもので構いません。大切なのは部屋全体を見渡すことなので、図面を作った後に掃除する箇所を書き込んでいきましょう。なお、大掃除の優先順位を決めておくと、スムーズに進みやすくなるのでおすすめです。
2-3.大掃除チェックリストも活用しよう
大掃除を計画的に進めるため、大掃除チェックリストも活用していきましょう。大掃除チェックリストを活用することで、必要な掃除道具がそろえやすくなるほか、どこを掃除するか決めやすくなります。自分で大掃除チェックリストを作る際は、なるべく場所別の詳しい内容にしてください。場所別の大掃除リストを作り、日付欄に掃除する予定日を書き込む・その場所の掃除を終えたら「○」をするなどのルールを決めましょう。
2-4.無理のない計画が大事!
大掃除の計画を立てる際は、自分にとって無理のないスケジュールを組み立てることが大切です。無理なスケジュールで大掃除を進めてしまうと、ストレスがたまり、嫌な気持ちで大掃除をしなければなりません。楽しく掃除することが大掃除をスムーズに終わらせるポイントでもあるため、時間に余裕を持ってスケジュールを立ててください。無理のない計画が、大掃除に対するモチベーションにつながることもあります。
3.大掃除のコツを場所別に紹介
ここでは、大掃除のコツを場所別に紹介します。
3-1.キッチン
水アカ・油汚れ・カビなどさまざまな汚れが付着しているキッチンは、汚れに合わせた洗剤を使うことがポイントです。酸性の汚れがついているガスコンロ・五徳・換気扇の汚れには、重曹と中性洗剤を使うといいでしょう。シンクの水アカにはクエン酸、油汚れにはクエン酸がおすすめです。また、キッチンは上から下に向けて掃除をすることもコツとなります。下から掃除してしまうと換気扇などを掃除する際に汚れが落ちてきてしまい、再度掃除しなければならなくなるので注意してください。
3-2.風呂
キッチンと同じく、風呂も上から下に向かって掃除することがコツです。最初に天井のカビを取り除き、床を磨き、最後に窓を拭きあげていきましょう。また、風呂場は目に見えない汚れを除去するだけでなく、カビ対策も徹底しておく必要があります。カビを徹底的に除去したい場合は塩素系洗剤を使い、掃除を終えたら防カビ剤を使って対策を施しておきましょう。
3-3.トイレ
大掃除では、トイレの黒ずみを徹底して取り除くことが大切です。トイレの黒ずみには、セスキ炭酸ソーダや重曹が効果的ですが、それでも除去できない場合は塩素系クリーナーを使ってください。ジェルタイプは粘度が高いので、便座のフチ裏についている汚れも除去できます。また、トイレタンクの汚れは、専用の洗浄剤を使ってキレイにするといいでしょう。普段の掃除で逃しがちなトイレの奥も、モップでキレイにしてください。
3-4.洗面所
クエン酸・重曹で掃除するのが基本となります。油分による汚れには重曹、水アカや黒ずみなどの汚れにはクエン酸を使ってください。また、大掃除では収納棚の中と排水管もキレイに掃除しましょう。マイクロファイバータオルを使ってホコリを除去し、要らないものは処分します。水栓・蛇口の汚れには、メラミンスポンジがおすすめです。排水管の汚れを除去する際は、専用の洗浄剤を使うといいでしょう。
3-5.リビング
高いところから下に向かって掃除をするのがコツです。ものが多く集まりやすいリビングではホコリがたまりやすく、照明やカーテンレールなどに積もっています。細かいところをキレイにすることが大掃除の目的ですので、柄が伸びるフロアワイパーでキレイに掃除してください。フロアワイパーを使えば、掃除機と雑巾がけをまとめて行えます。また、ワックスシートを使ってフローリングのワックスがけも行いましょう。
3-6.玄関
玄関を大掃除する際は、重曹とセスキ炭酸ソーダを使ってください。粉末タイプの重曹とセスキ炭酸ソーダを玄関に振りかけ、ブラシなどで磨けばキレイになります。洗剤を使いたくない・手軽に掃除したい方は、ブラッシングスポンジがおすすめです。水に濡らして擦るだけで、汚れを簡単に落とせます。溝に汚れが詰まっている場合は、爪楊枝や歯ブラシを使うといいでしょう。
3-7.窓・網戸
大掃除の中でも、窓・網戸の掃除は手間と時間がかかる場所です。効率的に終わらせるためにも、窓サッシから掃除するといいでしょう。掃除機や歯ブラシなどを使ってサッシについている汚れを落としてください。また、外側から内側の順に掃除することも大切なポイントです。
4.大掃除で出た不用品を処分するには?
ここでは、不用品を処分する方法とポイントについて詳しく説明します。
4-1.自治体回収のゴミとして処分する
不用品が少量の場合は、自治体回収のゴミとして処分する方法があります。ゴミの種類や素材・大きさなどによって、可燃ゴミ・不燃ゴミ・粗大ゴミ・資源ゴミなどに分類しなければなりません。また、粗大ゴミは事前の申し込みが必要になったり、指定回収場所が決まっていたりするなど処分に時間がかかります。すぐに処分したい・不用品が大量にある場合は、ほかの方法で処分したほうがいいでしょう。
4-2.不用品回収業者に依頼する
大掃除で出た不用品をすぐに処分したい方は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。不用品回収業者に依頼することで、大量の不用品でもまとめて回収してもらえます。また、不用品回収業者の中には、買取サービスも行っているところがあるので、不用品を買取に出すのも選択肢の1つです。買い取ってもらうことができれば、処分費用を最小限に抑えられるでしょう。ただし、不用品回収業者の中には、不正を働く悪徳業者も存在しているので注意が必要です。
4-3.不用品回収業者選びのポイント
悪徳業者を見極めるためには、複数の不用品回収業者を比較することが大切です。複数の不用品回収業者を比較することで、それぞれの特徴やサービス内容も分かります。なお、どの不用品回収業者に依頼すべきか分からずに悩んでいる方は、下記のポイントに注目してみてください。
- 不用品回収の実績があるか
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
- サービス内容が充実しているか
- 無料見積もりや無料相談を受け付けているか
- 見積書の内容が具体的に記載されているか
- 料金体系が明確になっているか
- 口コミや評判がいいか
5.大掃除に関してよくある質問
不用品に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.大掃除のモチベーションを上げるコツは?
A.1番大切なのは、一度に全部をやろうとしないことです。大掃除はなるべく短期間で終わらせたい気持ちも分かりますが、一度に全部やろうとするとモチベーションが下がってしまいます。特に、完ぺき主義者は一度でやりきろうとする傾向があるため、自分にとって無理のないペースを維持しましょう。また、断捨離をしてものを減らすことも、大掃除のモチベーションを上げるコツです。ものが少なければ少ないほど、掃除しやすい環境となります。
Q.優先順位を決める際のポイントは?
A.大掃除の優先順位を決めるときは、水まわりから先に行うことがポイントです。水まわりは頑固な汚れがついているため、キレイにするまで時間がかかります。時間がかかるところから始めると、後が楽になるのでおすすめです。基本的に、玄関より遠い場所から大掃除を始めることが、効率的に進めるコツとなります。なお、大掃除でおすすめの優先順位は以下のとおりです。
- キッチン
- トイレ・浴室・洗面所
- 各部屋
- 床・廊下・階段
- 玄関
- ドアノブ・手すり
Q.各部屋の掃除方法は?
A.床がフローリングの場合はワックスがけを行い、壁紙に付着しているホコリをフロアワイパーなどでキレイにしてください。白い壁紙はホコリが目立ちませんが、目に見えない汚れがついている可能性があります。また、照明器具の上に付着しているホコリも、しっかりと拭き取りましょう。
Q.大掃除で役立つ便利アイテムは?
A.効率的に進めるためには、便利アイテムを活用するのも大切なポイントです。たとえば、キッチンのシンクや玄関のタイル掃除に使えるハンディタイプの電動ブラシがあります。細かい部分についている汚れを簡単に落とせるので、使用場所を選ばずに使用できるでしょう。そのほか、水だけで汚れが落ちるスポンジやバスタブ内を屈まずに掃除できるアイテムなどもあります。
Q.時短のコツは?
A.大掃除に役立つアイテムを活用するほか、空いている時間を活用することも時短のコツです。たとえば、洗浄液に浸したり洗剤を吹きかけて時間を置いたりするとき、別の掃除に取りかかることができます。浸け置き時間が20分の場合、その時間で終わらせることのできる掃除に手をつけるといいでしょう。時間を有効活用することで時短につながります。
まとめ
大掃除の計画を細かく立てることで、スムーズに進められるでしょう。計画を立てる際は、家の状態を俯瞰的に見る・部屋の図面を作る・優先順位を決めることが大切なポイントとなります。そして、自分にとって無理のないスケジュールを組み立てることも重要です。また、大掃除では不用品が大量に出やすいため、不用品回収業者に依頼するなど工夫も大切なポイントとなります。すぐに処分したい・大掃除を楽に済ませたい方は、専門業者に依頼するのも選択肢の1つです。