「休日にまとめて掃除をしようと思うが、なかなかうまくいかない」「休日に掃除をすると、それだけで1日がつぶれてしまう」と悩んでいる人はいませんか? 仕事や子育てに忙しいと、「休日にまとめて掃除しよう」と考えがちです。しかし、休日にまとめて掃除するのは、メリットだけでなくデメリットもあります。
今回は、休日の掃除を効率的に行う方法や優先的に掃除する場所を紹介しましょう。
- 休日に掃除するメリット・デメリット
- 休日の掃除を効率よく行う方法
- 毎日掃除したい場所と休日の掃除でも十分な場所
- 休日の掃除に関するよくある質問
この記事を読めば、毎日掃除をしたほうがいい箇所や、週一でも十分な箇所の区別のつけ方なども分かります。休日の掃除方法に悩んでいる人は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.休日に掃除するメリット・デメリット
はじめに、休日に掃除を行うメリットや問題点・注意点を紹介します。
1-1.休日しか掃除する時間がない
「いつも仕事や勉強で忙しく、家には寝に帰るだけ」という人は珍しくありません。家で過ごす時間が少なければ、汚れもたまりにくくなるかわりに、掃除する時間も取れないでしょう。「平日掃除したくても、休日しか掃除する時間がない」というケースも多いはずです。
1-2.休日に掃除すれば家中が一気にきれいになる
「毎日ちょこちょこ掃除するより、一気に掃除したほうが面倒がなくていい」と考えている人も多いことでしょう。確かに、まとめて掃除すれば毎日掃除するより手間はかかりません。また、家の中が一気にきれいになるので、達成感や充実感があります。
1-3.こびりついた汚れは落ちにくい
汚れはついた直後が一番落ちやすく、時間がたつほど落ちにくくなります。休日にしか掃除しない場合、平日毎日掃除するより手間と時間がかかることも多いでしょう。
1-4.汚れがたまりすぎて掃除が嫌になる
平日ずっと掃除をしないと、汚れがたまることもあります。前述したように汚れは時間がたつと落ちにくくなるので、掃除をしているうちに嫌になってくることもあるでしょう。また、せっかくの休日が掃除でつぶれてしまうと思うと、やる気が出ずに「次の休日まで掃除は持ち越し」となり、汚れがたまり続けることもあります。
2.休日の掃除を効率よく行う方法
この項では、休日の掃除を手早くする方法や掃除を楽にするコツを紹介します。
2-1.片付けだけは毎日行っておく
混同しがちですが、掃除と片付けは異なります。片付けとは、ものを所定の場所に収納することです。片付けがおろそかになると、床やテーブルの上がものであふれることもあるでしょう。すると、掃除をする前に「片付け」が必要になり、時間も手間も増えます。片付けを毎日行っていれば、掃除の時間を短縮することが可能です。また、ペットボトル・空き缶・食品のゴミなどは、出たらすぐにまとめておく習慣をつけましょう。
2-2.時間がたつと取れにくい汚れだけ平日掃除する
家の中で一番汚れやすいのは、水回りです。キッチンや洗面所・トイレなどは1週間放置すればかなり汚れがたまります。ですから、水回りだけは使ったら「拭く」習慣をつけましょう。水道水は乾く前に拭けば、カルキやカルシウムが白く残るのを防ぐことができます。また、拭くことで水あかの付着も防げるでしょう。洗面所やキッチンを使ったらさっとぬぐう・トイレも使ったら気になる場所を拭いておく・お風呂は水あかをシャワーで流して乾燥させる、これだけで、休日の掃除がぐっと楽になります。
2-3.汚れやすい場所はコーティングや流すだけの洗剤を使う
水回りの中でも、トイレは「ちょっとした掃除」がやりにくい場所です。「トイレを使うたびに掃除するのが面倒」と思う人も多いでしょう。そこで、スタンプタイプの洗剤やタンクの中に入れておく洗剤を使えば、汚れがつきにくくなります。また、便器をコーティングする方法もあるので試してみてもいいでしょう。
2-4.休日の掃除は手分けして行う
家族で生活している場合、1人で掃除するには時間も手間もかかります。ですから、家族全員で手分けして行いましょう。1人1人分担場所を決めれば、1人で行うよりかなり効率的に掃除ができます。
3.毎日掃除したい場所と休日の掃除でも十分な場所
この項では、毎日掃除したほうがおすすめの場所と、休日の掃除でも十分な場所を紹介します。
3-1.水回りは毎日掃除がおすすめ
前述したように、水回りは毎日掃除するのがおすすめです。速乾性がある布巾を1枚用意しておき、使ったら拭き掃除をするだけでだいぶ汚れがたまりにくくなります。また、キッチンのガスコンロの周りや五徳の汚れもついた直後が一番落ちやすいものです。料理が終わったらすぐに拭き掃除をしましょう。
3-2.掃除機がけは1週間に1度でもいい
掃除の代表格、掃除機がけは1週間に1度でもかまいません。ただし、ホコリや汚れをためたくないときは、スティックタイプの軽量掃除機やフローリングワイパー、小型のほうきとチリトリなどを用意しておき、すぐに掃除できる状態にしておくのもおすすめです。
3-3.プロに依頼するのも1つの方法
長期間掃除ができる状態でないときは、プロに掃除を依頼してもいいでしょう。今は、日常的な掃除を依頼できる家事代行業者も増えています。1時間2,000円前後なので、1週間に2~3回頼むだけでも効果が出るでしょう。
4.休日の掃除に関するよくある質問
この項では、休日の掃除に関する質問を紹介します。
Q.どうしても休日に掃除のモチベーションが上がりません。
A.一番気になっている場所を1か所だけ掃除してみましょう。それだけでずいぶん気持ちが楽になり、やる気が出てきます。
Q.キッチンなどは使わなければ汚れませんか?
A.はい。ただし、水滴だけはぬぐっておきましょう。忙しいときは料理をしないという選択もあります。
Q.トイレを毎回掃除する場合、どのような方法がおすすめですか?
A.使い捨てのお掃除シートで便座や裏側をさっと拭きましょう。男性の場合、尿が床に飛んだらすぐに拭く習慣をつけてください。
Q.床やテーブルが見えないくらいものであふれているので、掃除が大変です。
A.この場合、思いきって休日を1日使い、片付けをしましょう。そして、その状態をキープすれば掃除が楽になります。ものの置き場所を決め、ゴミはすぐにまとめる習慣をつけましょう。
Q.家事代行とハウスクリーニングの違いは何ですか?
A.家事代行が行う掃除は、主婦が普段行うような掃除になります。一方、ハウスクリーニングは個人ではなかなか落としきれない汚れや手が行き届かない場所を掃除することが多いでしょう。一般的にハウスクリーニングのほうがサービス料が高額です。
まとめ
今回は、休日に掃除をするメリットやデメリット、休日の掃除が早く終わるコツを紹介しました。水回りだけ拭き掃除をしておけば、休日ごとの掃除でも1日かけなければならないほど汚れがたまることはないでしょう。