赤ちゃんがいる家庭では、清潔で衛生的な環境を保つために、フローリングの掃除をこまめに行うことが大切です。しかし、赤ちゃんの健康を守るためには、掃除に使用する洗剤も選び方に注意が必要です。
そこで、今回は赤ちゃんのいる家庭のためのフローリング掃除方法を紹介します。フローリング掃除に適した洗剤の選び方や、掃除の注意点など、赤ちゃんの健康を考えたアドバイスをお届けします。
赤ちゃんがいる家庭では、清潔な環境を保つための掃除は欠かせません。しかし、洗剤選びや掃除方法に気をつけなければ、赤ちゃんの健康に悪影響を与えることにもつながります。安心して赤ちゃんと過ごすために、フローリング掃除についてしっかりと学んでおきましょう。
- 赤ちゃんがいる家庭で行うフローリング掃除の基本
- ナチュラル洗剤はフローリング掃除に不向き
- 赤ちゃんがいる家庭でのフローリング掃除方法
- フローリング掃除に関するよくある質問
この記事を読めば、フローリングを掃除する頻度や赤ちゃんがいる家庭におすすめの掃除グッズなども分かるでしょう。赤ちゃんに優しい掃除方法を知りたい人は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.赤ちゃんがいる家庭で行うフローリング掃除の基本
はじめに、赤ちゃんのためにフローリング掃除を行う必要性や頻度などを紹介します。
1-1.お座りができるようになったら掃除回数を増やす
赤ちゃんは、日々成長していきます。ハイハイを始めた赤ちゃんは家の中を動き回り、興味あるものは何でも口に入れようとするでしょう。そのため、床の上は何もない状態にしておくことが大切です。ハイハイがまだできない赤ちゃんも、お座りができるようになったら床の上で過ごす時間が増えていきます。この時期から、掃除回数を増やしていきましょう。
また、ハイハイを始めたら毎日のフローリング掃除は欠かせません。
1-2.お昼寝をし始めたら掃除をしよう
赤ちゃんがハイハイをしていると、掃除をするのが大変です。お昼寝をしたときが掃除のチャンスだと思いましょう。ハイハイができるようになると、お昼寝をする時間が定まってきます。また、人手があるならば赤ちゃんをお散歩に連れ出してもらい、その間に掃除をしてもいいでしょう。
1-3.基本は掃除機がけ
毎日掃除をする場合、基本は掃除機がけで十分です。掃除機をかければ、ホコリや細かいゴミは吸い取ることができます。また、フローリングにこびりついた汚れを発見したら、固く絞ったぞうきんでさっと拭き取りましょう。
付いたばかりの汚れなら、これで簡単に落とせます。また、週に何回かフローリングワイパーにウエットタイプのシートをつけ、拭き掃除するのもおすすめです。
2.ナチュラル洗剤はフローリング掃除に不向き
この項では、ナチュラル洗剤の特徴やフローリングの床に不向きの理由を紹介します。
2-1.ナチュラル洗剤はフローリングを傷める可能性がある
重曹・セスキ炭酸ソーダ・クエン酸などのナチュラル洗剤は、身体に優しい洗剤としても人気があります。しかし、これらのナチュラル洗剤をフローリング掃除に使用すると、以下のような不具合が出ることがあるでしょう。
- 重曹:フローリングのワックスがはがれる。研磨効果によってフローリングが傷つく。フローリングに白い跡がつく
- セスキ炭酸ソーダ:重曹よりアルカリ度が高いので、フローリングのワックスがはがれやすい
- クエン酸:白い跡が残る
すべてのフローリングにこのような症状が出るとは限りませんが、ナチュラル洗剤はフローリング掃除には不向きです。
2-2.お米のとぎ汁はネバつきやカビが気になるかも
お米のとぎ汁でフローリングを掃除する人もいますが、お米のとぎ汁はでんぷんなどカビの栄養になるものがたくさん入っています。お米のとぎ汁で頻繁に掃除をすると、カビが生えやすくなる可能性があるでしょう。
3.赤ちゃんがいる家庭でのフローリング掃除方法
この項では、赤ちゃんがいる家庭でフローリングをピカピカにしたい場合の掃除方法を紹介します。
3-1.掃除機やドライタイプのフローリングシートで掃除する
前述したように、毎日掃除するならば掃除機で十分です。また、掃除機をかけるとその音で赤ちゃんが起きてしまう場合は、ドライタイプのフローリングシートをつけたフローリングワイパーで掃除をしましょう。
3-2.がんこな汚れはスチームクリーナーがおすすめ
水拭きではとれないがんこな汚れは、スチームクリーナーがおすすめです。今は、フローリングワイパーのように使えるスチームクリーナーも1万円前後で販売されています(例:シャークのスチームモップ)。これを使えば、皮脂汚れもある程度すっきりと落とせるでしょう。
3-3.ロボット掃除機に任せるのも1つの方法
赤ちゃんのお世話で忙しく、掃除をする時間がない場合はロボット掃除機を利用しましょう。また、ルンバで有名なアイロボット社からは、拭き掃除ロボットも販売されています。拭き掃除をロボットに任せれば、毎日でも行えるので皮脂汚れもつきにくいでしょう。
3-4.古歯ブラシなどのお掃除便利グッズ
家具などを置いていると、掃除機の吸い込み口が入らない隙間ができることもあります。また、フローリングの隙間にホコリがつまって気になる人もいるでしょう。このような場合、以下のようなものを便利グッズとして使いましょう。
- 破れたストッキングや古い靴下:静電気でほこりを吸着できるので、細い棒の先にまいて細かいところの掃除に使える。手にはめてホコリをとってもよい。
- 古歯ブラシ:フローリングの隙間の汚れをかきだすのに使える
3-5.ワックスがけは業者に依頼する
赤ちゃんがいるご家庭で、フローリングのワックスがけをするのは大変です。フローリングのワックスは2~3年はもつので、可能ならば妊娠中にワックスを塗りかえ、赤ちゃんが大きくなるまでワックスがけをしないようにしましょう。どうしてもワックスがけが必要な場合は、業者に依頼するのがおすすめです。
4.フローリング掃除に関するよくある質問
この項では、フローリング掃除に関する質問を紹介します。
Q.スチームクリーナーでフローリングのワックスが剝がれないか不安です。
A.気になる場合は、固く絞った布巾を3分ほど電子レンジで加熱して作った蒸しタオルを2分ほどフローリングにあててみてください。変色するようならば、ワックスが劣化してスチームクリーナーの使用に耐えきれないことがあります。また、問題ない場合でも、長時間スチームクリーナーを一か所に当ててはいけません。
Q.拭き掃除ロボットは洗剤を使わないのですか?
A.拭き掃除ロボットは、基本的に水で拭き掃除を行います。
Q.洗剤を使わないと落ちない汚れがあった場合、どうしたらいいですか?
A.洗剤を使って汚れを落としたら、固く絞った雑巾で入念に洗剤を拭き取りましょう。
Q.赤ちゃんが床をなめることがあるのですが、ワックスの成分が体に影響を与えないか心配です。
A.天然の原料を使ったワックスならば、なめるくらいでは溶けないので安心してください。
Q.掃除する時間的な余裕がない場合、お掃除ロボットを使う以外に対処法はあるでしょうか?
A.タイルカーペットを敷いて、こまめに洗う方法もあります。
まとめ
今回は、赤ちゃんがいる家庭でのフローリング掃除方法を紹介しました。ナチュラル系洗剤はフローリングを傷める恐れがあるので、基本は水拭きや掃除機で掃除しましょう。
掃除機がけは毎日行い、拭き掃除はロボットを使うか、夫婦どちらとも家にいて片方が赤ちゃんを見ている隙に行ったりするのがおすすめです。