「部屋を掃除したくても、なかなかやる気が出なくて困っている」「掃除をやる気になる方法を知りたい」とお考えなら、この記事がお役に立ちます。部屋が散らかっていて掃除したくても、何らかの理由でやる気が出ないことがあるものです。しかし、放置するほど状況が悪化するだけなので、まずは、いったんキレイに掃除することが必要になります。とはいえ、どんな方法で掃除のやる気を出せばよいか、どんな方法で掃除すると効率よく片付くかなどよく分からないこともあるでしょう。
そこで今回は、掃除のやる気について詳しく解説します。
- 掃除のやる気が出ない原因
- 掃除をやる気になる方法
- 効率よく掃除するコツ
- 掃除を習慣化する方法
- 掃除のやる気に関するよくある質問
この記事を読むことで、掃除をやる気になるコツがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。
1.掃除のやる気が出ない原因
最初に、掃除のやる気が出ない原因について見ていきましょう。
1-1.汚れがひど過ぎる
部屋の汚れがひど過ぎると、一目見ただけで掃除のやる気が出なくなるものです。直感的に自分の手に負えないと感じてしまうからでしょう。特に、掃除が苦手な人にとっては、汚れがひど過ぎる状況を見ると、片付けたい気持ちよりも、目をそらしたい気持ちのほうが上回ってしまいます。そのため、ますます部屋が汚くなってしまうのです。
1-2.掃除してもすぐに汚れてしまう
掃除してもすぐに汚れてしまうことも、やる気が出ない原因の一つになります。生活していれば、毎日何かしらのゴミや汚れが出るのは避けられません。汚れてもキレイに掃除すればよいのですが、人によってはやる気がダウンする原因になります。特に、面倒くさがりな性格の人は、すぐに汚れるのなら時間や労力をかけてまで掃除したくないと考えることでしょう。
1-3.掃除する目的が分からない
掃除する目的が分からないことも、やる気をなくす原因になります。そもそも掃除する目的が分からないので、やる気を出せといわれても困ってしまうだけです。たとえば、部屋が散らかっていたり汚れていたりしても、ストレスを感じない人もいるでしょう。今まで掃除しなくても特に問題がなかった場合は、今のままでよいと考えるのも自然なことです。
1-4.掃除のやり方が分からない
掃除のやり方が分からないのも、やる気を遠ざけてしまう原因の一つといえます。掃除をする必要性を理解していても、具体的にどんなやり方で掃除すればよいのか分からず、困り果ててしまうのです。最初はやる気があっても、実行に移すことができないタイプもといえます。
1-5.多忙で掃除する時間や気力がない
仕事や家事・育児などで多忙だと、掃除する時間が確保できないことがあります。また、多忙過ぎて疲れきってしまい、掃除する気力がわかないこともあるでしょう。掃除よりも優先度が高いことがあれば、掃除のやる気が出なくて当然です。根本的な問題を解決しない限り、掃除のやる気を出すのは難しいパターンといえます。
1-6.病気・ケガ・高齢などで体が動きづらい
病気・ケガ・高齢などの理由で、掃除のやる気が出ないこともあります。掃除は全身を使うことになり、労力が必要になる作業です。特に、部屋数が多かったり広かったりする家では、一とおり掃除するだけでも、とても疲れます。さらに、病気・ケガ・高齢などの理由により体が動きづらいと、思うように掃除が進みません。すると、徐々にやる気がなくなって散らかっていても放置してしまうのです。
1-7.ほめたり指摘したりしてくれる人がいない
周囲にほめたり指摘したりしてくれる人がいないことも、掃除のやる気がダウンする理由の一つです。たとえば、一人暮らしでは、部屋が汚れていても指摘してくれる人がいないため、どんどん散らかり放題になります。また、掃除をしても誰もほめてくれないので、やる気を維持するのが難しいのも事実です。
2.掃除をやる気になる方法
掃除をやる気になる方法について詳しく見ていきましょう。
2-1.成果が見えやすい場所から手を付ける
テーブルの上など、成果が見えやすい場所から手を付けるとよいでしょう。簡単に達成感を味わうことができるので、掃除のやる気がアップします。そのほかでも比較的片付けやすくて狭い場所なら、掃除も短時間で終わるので苦痛になりません。人によっては、1か所キレイにすると、どんどん次の場所をキレイにしたくなり、やる気が加速することでしょう。
2-2.掃除のメリットを考えてみる
掃除のやる気を出すには、どんなメリットがあるか考えてみるのも効果があります。自分にとって大きなメリットがあると分かれば、自然とやる気が出てくることでしょう。掃除のメリットには、部屋をキレイにしておくと突然知人が訪問してきても安心、適度な運動になって健康によい、必要なものがすぐに見つかるなどがあります。
2-3.不用品を処分して物量を減らす
部屋の物量が多過ぎて散らかっていると、掃除のやる気が出なくて当然です。まずは、必要なものだけを残し、不用品を処分するとよいでしょう。たとえば、以下のようなものは不用品なので、処分することがおすすめです。
- 汚れが傷みがひどい
- 不具合や故障があるため正常に使えない
- 趣味やサイズが合わなくなった
- 特に思い入れがない
- 同じようなものがたくさんある
- 何となく見ると嫌な気持ちになる
不用品を処分して必要なものだけが残ると、収納しやすくなって部屋が広く感じるようになります。また、掃除も格段にしやすくなって、やる気も出てくることでしょう。
2-4.好きな音楽をかけながら掃除する
好きな音楽をかけながら掃除すると、楽しく作業できておすすめです。特に、アップテンポの曲を選べば、自然と掃除がはかどることでしょう。掃除の時間に特定の音楽をかけるようにすれば、いずれ習慣となって掃除をするのが当たり前になります。音楽が終わるまで掃除すれば、掃除時間の目安にもなって便利です。
2-5.プチごほうびを用意しておく
掃除のやる気を出すために、プチごほうびを用意しておくのもよい方法でしょう。たとえば、3日間掃除できたらお気に入りのスイーツを食べる、10日間掃除できたら前から欲しかった洋服を購入するなどです。ちょっと頑張れば達成できる内容に設定すると、挫折を防ぐ効果もあります。
2-6.定期的に知人を招待する
定期的に知人を招待することも、掃除をやる気になる方法といえます。ほかの人の目があると、掃除せざるを得なくなるからです。中でも、好意を持っている相手やキレイ好きな相手を招待するとよいでしょう。招待した相手に嫌われたくない心理が働いて、掃除のやる気が出てくるはずです。その後も定期的に知人を招待することで、常にキレイな部屋を維持できるでしょう。
3.効率よく掃除するコツ
効率よく掃除するコツをつかむと、やる気が出てくるものです。
3-1.1か所ずつ集中して作業する
効率よく掃除するには、1か所ずつ集中して作業することがおすすめです。一度に複数の場所を掃除しようとしても、手に負えなくなってしまいます。また、それぞれの成果が見えにくいことから、やる気の維持が難しくなるでしょう。まずは、1か所ずつ集中して作業し、キレイに仕上げて達成感を味わうことが大切です。
3-2.汚れがひどい場所は後回しにする
効率よく掃除するためにも、汚れがひどい場所は後回しにしましょう。手間や時間が多くかかるため、挫折してしまいやすくなります。汚れがひどい場所は、必要に応じてつけ置きをしておき、その間にほかの場所を掃除するようにすると、限られた時間を有効に使えておすすめです。
3-3.上から下に向かって掃除する
上から下に向かって掃除することも基本です。汚れは上から下に向かって落ちてくるので、最初に下から始めてしまうと、上を掃除したときに再度汚れてしまうことがあります。たとえば、天井や照明器具を掃除したら壁や家具の上などに移り、最終的に床を掃除するとよいでしょう。一般的には、下のほうが汚れていることが多いことを考えても、上から下に向かって掃除するのが妥当といえます。
3-4.掃除ロボットを活用するのもおすすめ
ある程度掃除して部屋が片付いた後は、掃除ロボットを活用するのもおすすめです。掃除ロボットがあれば、床やじゅうたんの掃除を自動で行ってくれるので助かります。もちろん、掃除ロボットも万能ではありませんが、床やじゅうたんの掃除の手間が省けるだけでも随分違うものです。留守中に掃除するように設定しておけば、帰宅時にはキレイに掃除されていて気分よく過ごすことができます。
4.掃除を習慣化する方法
掃除のやる気が出ない人は、掃除を習慣化することも大切です。
4-1.何かのついでに掃除する
何かのついでに掃除するようにすれば、意識しなくても常にキレイな部屋を維持しやすくなります。たとえば、食器を洗ったついでにシンクを軽く掃除する、食事が終わったらテーブルの上を拭いておくなどです。特定の行動のついでに掃除すれば、習慣化も難しくありません。
4-2.すき間時間を活用する
すき間時間を活用して掃除するのもよい方法です。朝起きてすぐや帰宅後すぐ、お風呂のお湯がわくまでなど、ちょっとしたすき間時間に掃除してみましょう。もちろん、すき間時間なので本格的な掃除はできません。しかし、掃除に対する苦手意識がなくなり、自然と体が動くようになるのは大きなメリットです。
4-3.簡単に掃除できる道具を使う
簡単に掃除できる道具があると、汚れに気付いた際にサッとキレイにできて助かります。掃除のやる気が出ない人におすすめなのは、コロコロタイプのクリーナーやハンディータイプの掃除機です。すぐ手が届く場所に置いておけば、必要なときに手に取って簡単に掃除できます。いずれも、コンパクトなサイズで取り扱いしやすい点でもおすすめです。
4-4.長時間掃除しない
無理をして長時間掃除しないことも、重要なポイントです。やる気があるときは、ついいつもより長時間掃除してしまうことが多いでしょう。しかし、長時間の掃除は、心身共に大きく疲労します。初日はよくても、2日目以降に体がキツくなって、結局挫折してしまうことも少なくありません。掃除を習慣化するためには、短時間でコツコツ続けられる程度にとどめておくことが大切です。
5.掃除のやる気に関するよくある質問
最後に、掃除のやる気に関する質問に回答します。それぞれ役立ててください。
Q.掃除をやる気になっても長続きしないのですが?
A.毎日の掃除は同じことの繰り返しなので、やる気が長続きせず飽きてしまうこともあるでしょう。たとえば、適宜休憩を入れてリフレッシュしながら掃除するとやる気を維持しやすくなるので、試してみてください。
Q.掃除のやる気がある日とない日でムラがあるのですが?
A.日によって掃除のやる気にムラがあるのはごく自然なことといえます。開き直って、やる気がある日にしっかり掃除するのもよいでしょう。
Q.ショックなことがあって掃除のやる気がなくなったのですが?
A.ショックなことがあったなどで大きなストレスを抱えると、掃除のやる気がなくなることがあります。無理をせず、心身共にゆっくり休んでリフレッシュすることを優先してください。時間がたって元気になれば、掃除のやる気も戻ってくるはずです。
Q.子どもに掃除のやる気を出してもらうアイデアは?
A.たとえば、掃除したらカレンダーにシールを貼っていく、きちんと言葉にしてほめるなどが効果的です。達成感や喜びを感じることで、掃除のやる気につながります。
Q.プロのハウスクリーニング業者に掃除を依頼するメリット・デメリットは?
A.以下を参考にしてください。
メリット
- 労力や時間を大幅に節約できる
- 自分で掃除するよりキレイに仕上がる
- 都合のよい日時を指定して掃除してもらえる
- 自分では落としきれない汚れもキレイになる
- 普段手が届かない場所も掃除してもらえる
- 業者によっては不用品の処分も依頼できる
デメリット
- 1回数千~数万円程度の費用がかかる
- 知らない人が家に上がるためストレスを感じることがある
まとめ
今回は、掃除のやる気について詳しく解説しました。掃除のやる気を出すことができれば、効率よく片付けることができ、常にキレイな部屋を維持できます。まずは、掃除のやる気が出ない原因を突き止め、対処してみましょう。なお、掃除のやる気を出すには、一度隅々まで部屋をきちんと片付けることがおすすめです。自分では無理だと感じるなら、プロのハウスクリーニング業者に依頼してキレイにしてもらうことも考えてみてください。また、不用品を処分して物量を減らし、片付けや掃除がしやすい状態にするのも効果的です。