寒くなると、着る毛布が大活躍します。その一方で、「着る毛布の洗濯方法を知りたい」「洗濯で風合いを保つコツが分からない」とお考えの方もいるのではないでしょうか。
着る毛布を自己流で洗濯して、ゴワゴワしたり保温性が落ちてしまったりしては困りますよね。そこで、今回は、着る毛布の洗濯方法を詳しく解説しましょう。
- 着る毛布とはどんなもの?
- 着る毛布は洗濯が必要
- 着る毛布を洗濯する方法
- 着る毛布の上手な使い方
- 着る毛布の洗濯についてよくある質問
この記事を読むことで、着る毛布の洗濯方法についてよく分かり、上手に洗うことができるようになります。まずは、記事をじっくり読んでみてください。
1.着る毛布とはどんなもの?
最初に、着る毛布とはどんなものか見ていきましょう。
1-1.毛布の素材を使用している
着る毛布とは毛布の素材を使った上着で、寒い時期に室内で着るものです。主な素材としては、アクリル・ポリエステル・マイクロファイバーなどがあります。部屋でくつろぐときに使えば、暖房を入れなくても、着る毛布を着ていれば暖かく過ごせることでしょう。風邪を引いたときなど、体調不良の際にもおすすめです。
1-2.保温性が抜群
着る毛布は、1枚羽織るだけで抜群の保温性があります。着るだけで暖かいので、冬場の電気代の節約にも効果的です。最近は、デザイン性が高く使い勝手が向上したものも続々登場しており、特に女性から高い人気を誇っています。
1-3.グルーニーやモフアが特に人気
着る毛布は、グルーニーやモフアが人気です。主な種類には、ポンチョタイプとガウンタイプがあります。ポンチョタイプは、腕をとおさずマントを羽織るように着ることができ、着脱しやすいのがメリットです。ガウンタイプのメリットは、腕をとおすことで体への密着度が高く、保温性に優れる点でしょう。いずれも、ショートタイプとロングタイプがあり、好みや使用シーンによって選ぶことができます。
2.着る毛布は洗濯が必要
着る毛布は洗濯する必要があります。
2-1.皮脂や汗などで汚れやすい
着る毛布には、以下のような汚れが付着します。袖口や襟元など、肌に触れる部分は特に汚れやすいものです。
- 皮脂や汗
- よだれ
- 食べこぼしや飲みこぼし
- ホコリ
2-2.着る毛布は適度に洗濯を
着る毛布は、洗濯する必要があります。着る毛布は保温性が高く、汗などの湿気も吸収するため、雑菌やカビが繁殖して不衛生になりがちです。また、使い続けていると風合いが無くなってきて、肌ざわりが悪くなってしまいます。きちんと洗濯して汚れを落とし、元どおりの風合いを取り戻しましょう。
2-3.洗濯機で洗えるものも多い
着る毛布は、家庭で洗濯できるものが多くあります。まずは、洗濯表示を確認してください。「洗濯機可」と書いてあるものは、洗濯機を使うことができます。洗濯機を使えないものでも、「手洗い」とあれば洗うことが可能です。「ドライ」と書いてあるものは、家で洗濯せずクリーニングに出しましょう。
3.着る毛布を洗濯する方法
着る毛布を洗濯するときのコツやポイントを詳しく解説します。
3-1.着る毛布の洗濯方法
着る毛布を洗濯するときは、以下の方法を参考にしてください。
- 着る毛布をたたんで洗濯ネットに入れる
- 柔軟剤を入れる
- 通常コースを選んで洗濯する
- 日陰に干す
日差しが強い場所で干すのは避けましょう。着る毛布の肌ざわりがゴワゴワになってしまいます。
3-2.乾燥機は短時間だけ使う
乾燥機を使うときは、洗濯表示を確認してからにしましょう。なお、洗濯表示に「乾燥機可」と書いてあるものでも、1~2分程度と短時間だけにしてください。長時間使うと、着る毛布の素材を傷めたり風合いを損ねたりしてしまいます。完全に乾燥しきらない程度に使うことがポイントです。
3-3.着る毛布を洗濯する頻度
着る毛布は、2週間に1回程度の洗濯をおすすめします。洗いすぎると素材がダメージを受けやすくなるので注意してください。着る毛布は、洗濯後の乾燥に時間がかかるため、予備として2枚以上用意しておくといいでしょう。なお、着用時に汗を多くかいたり食べこぼしや飲みこぼしをしたりしたときは、その都度洗ってください。汚れたまま長期間放置することはやめましょう。
4.着る毛布の上手な使い方
着る毛布を上手に使うためのコツを詳しく解説します。
4-1.使い方しだいで長持ちする
着る毛布は、使い方しだいで長持ちさせることができます。たとえば、以下のような点に気をつけるといいでしょう。
- 使い終えたら洋服ブラシを使ってホコリを払う
- 使わないときはハンガーにかけてつるし、湿気を逃がす
- 表面をゴシゴシこすらない
4-2.シーズンオフ時の収納方法
シーズンオフ時の着る毛布は、以下のような方法で収納するといいでしょう。
- たたんで衣装ボックスに入れる
- 衣装カバーをかけてハンガーにつるす
なお、収納する際は、必ず洗濯・クリーニングをしておきましょう。汚れたまま収納すると、害虫や雑菌・カビが発生しやすくなります。
4-3.着る毛布の上手なたたみ方
着る毛布をたたんで収納するときは、以下のような方法で行うと型崩れせずに保管できます。
- 着る毛布本体からベルトをはずす
- 着る毛布本体をキレイに掃除した床に平らに置く
- 中心で右から左へ2つ折りする
- 袖を合わせて右側へたたむ
- フードを下側にたたむ
- 全体を上から下に2つ折りする
- さらに2つ折りする
- 着る毛布のベルトで全体をまとめるように縛って完了
5.着る毛布の洗濯についてよくある質問
最後に、着る毛布の洗濯に関するよくある質問に回答します。それぞれ参考にしてください。
Q.着る毛布を洗って収納したのにシミがあるのですが?
A.収納前の洗濯や乾燥が不十分だった可能性があります。収納する前の洗濯は、より丁寧に行うようにしましょう。また、十分に乾かしてから収納することも大切です。
Q.着る毛布に漂白剤は使える?
A.素材によります。取扱表示で「エンソサラシ」に×がついていないものは、塩素系漂白剤が使用可能です。ただし、色落ちする可能性を否定できないため、目立たない部分で少量を試してみることをおすすめします。
Q.洗着る毛布を洗濯機にかけるとエラーが出る理由は?
A.洗濯機の容量が足りない、着る毛布が重すぎて洗濯機の内部で動かないなどの理由が考えられます。何回試してもエラーが出る場合は、コインランドリーを利用したりクリーニングに出したりすることも考えましょう。
Q.着る毛布を自宅で手洗いする方法は?
A.バスタブを利用して手洗いすることができます。洗う手順は以下を参考にしてください。
- バスタブ内部を掃除する
- バスタブ内部にお湯(40℃程度)を張り、毛布用洗濯洗剤を入れる
- 着る毛布をバスタブに入れる
- 全体がお湯にひたるようにする
- 足で着る毛布全体を踏むようにして洗う
- 汚れが落ちたら何回かお湯を換え、洗剤成分を洗い流す
- 着る毛布を押すようにして水をよく切り、バスタブのふちに2時間程度かけておく
- 水分が大体抜けたら日陰で干す
Q.洗濯を繰り返したら布地が薄くなった気がするのですが?
A.着る毛布にも、寿命があります。洗濯を繰り返すうちに、繊維が取れて布地が薄くなるものです。保温性が落ちて十分に暖かく感じないなど、明らかに機能不足が見られるときは買い替えをおすすめします。
まとめ
今回は、着る毛布の洗濯について詳しく解説しました。着る毛布には、使っているうちに汗や皮脂・食べこぼしなどの汚れが付着します。
2週間に1回程度は、洗濯をして常にキレイな状態で使うようにしましょう。自宅の洗濯機で洗うときは、きちんとたたんで洗濯ネットに入れると表面の劣化を防ぐことができます。
また、風合いを損ねないためには、乾燥機の使用をごく短時間にする、日陰に干すなどを心がけてください。