「不要になった店舗用品を買取に出したいけど、どこに売ればよいのだろう」「店舗用品を高く買取してもらうコツを知りたい」とお考えではありませんか? 店舗のリニューアルや移転などで店舗用品が不要になっても、どこにどんな方法で買取してもらえるのかよく分からないことでしょう。それに、せっかく買取に出すのなら、なるべく簡単な方法で高く売りたいですよね。

そこで今回は、店舗用品の買取について詳しく解説します。

この記事を読むことで、店舗用品を買取に出すポイントがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.買取してもらえる店舗用品は?

最初に、買取してもらえる店舗用品にはどんなものがあるか具体的に見ていきましょう。

1-1.ショーケース

店舗用品の中でも、ショーケースは常に安定した需要があります。新品のショーケースは高価なため、中古品で状態のよいものを探している人が多数存在するからです。中でも、ごくシンプルなデザインのショーケースは、どんな業種の店舗にも使い勝手がよいことから、買取を強化している業者が多いでしょう。また、高級品用のハイグレードタイプは、傷や破損などがないものを中心に高額で取り引きされています。

1-2.陳列台

陳列台は、多くの商品を分かりやすく陳列するために必要不可欠な店舗用品です。商品の性質に合わせてそのまま置いたり、ほかのディスプレー用品と組み合わせたりして使用します。木製・金属製など素材の違いだけでなく、大きさや形にも豊富なバリエーションがあり、商品に合わせて選びやすいのが特徴です。なお、陳列台は顧客の目に付きやすいため、傷や破損・汚れの有無が査定金額に大きく響きます。

1-3.陳列ワゴン

陳列ワゴンも、引き合いの多い店舗用品の一つになります。食品から衣料品・雑貨まで、幅広い種類の商品を陳列しやすく、商品が落下しづらいことなどが主なメリットです。中でも、キャスター付きの陳列ワゴンは、商品を乗せた状態で自由に移動できて使い勝手がよく、セール時などにも重宝します。陳列ワゴンは金属製のものが多く、サビや傷などがないことが高額査定の条件です。

1-4.システム什器(じゅうき)

個人店だけなく、スーパーやコンビニなどでも安定した中古需要を誇るのが、システム什器です。特に、商品の入れ替えが激しい業種や店舗業態で人気があります。システム什器は、パーツの組み合わせによって自由にアレンジできるのが特徴です。状態のよいシステム什器で付属ラックやS字フックなどのパーツがそろっているものは、特に好条件で取り引きされています。

1-5.トルソー

トルソーは、主にアパレル店舗などで洋服を展示する際によく使われる店舗用品です。全身タイプ・半身タイプ・腕アリ・腕ナシなど、さまざまなタイプがあります。実際に着用したときをイメージしやすく見映えもすることから、中古市場でも安定した引き合いがあるのが特徴です。状態のよいものは、1点からでも高く買取してもらえる可能性があります。数量がまとまっていると、より有利に買取してもらえるでしょう。

1-6.レジスター

レジスターも、買取人気が高い店舗用品といえます。レジスターは、確実かつ迅速な会計に必要不可欠なものだからです。中でも、消費税の変動に対応可能な機種は、すぐに買い手が付きやすく、高性能・高機能品を中心に安定した需要があります。特に、カシオやシャープなどの人気メーカー品で年式が新しいものは、高額査定が出やすいでしょう。

1-7.応接セット

店舗用品で、意外と人気があるのが応接セットになります。店舗用品としてだけでなく、家庭用としても需要があるからです。テーブルやソファー・椅子を単体で買取してもらうより、まとめてセット品として依頼したほうが査定金額がアップします。特に、人気メーカー品でキレイな状態のものは思わぬ高額査定も期待できるでしょう。

1-8.そのほかの店舗用品

そのほかにも、買取してもらえる店舗用品には以下のようなものがあります。

  • スタンドミラー・ウォールミラーなどの鏡類
  • ショッピングカート
  • 台車
  • カタログスタンド
  • レジスター台
  • 包装紙台
  • サービスカウンター

2.店舗用品を高く買取してもらうコツ

店舗用品を高く買取してもらうコツを詳しく見ていきましょう。

2-1.汚れをキレイにクリーニングしておく

店舗用品を高く買取してもらうには、汚れをキレイにクリーニングしておくことが大切です。店舗用品には、ホコリや手あかなどの汚れが想像以上に付着しています。中には、小さな虫の死がいやクモの巣などが付着していることもあるでしょう。汚れたままで買取に出すと、業者の印象が下がるだけでなく、クリーニングの手間が増えることから査定金額が低くなりがちです。しかし、きちんとクリーニングしておけば、査定金額が上乗せになる可能性があります。

2-2.付属品をそろえておく

店舗用品の付属品をそろえておくことも、高く買取してもらうために必要なポイントです。たとえば、以下のようなものがそろっていると高額査定が期待できるでしょう。

  • 予備のネジ・ナット・ワッシャー類
  • 専用の調整工具
  • 使用説明書
  • 保証書
  • そのほかのオプションパーツ

2-3.数量をまとめて買取に出す

店舗用品は、数量をまとめて買取に出すことがおすすめです。業者によっては、ある程度数量をまとめて出すことで査定金額がアップすることがあります。実際に、店舗用品の中古市場でも、単体よりまとまった数量があるほうが引き合いがあるものです。特に、同じメーカー・シリーズでそろっている場合は人気が高いため、高く買取してもらいやすいでしょう。

2-4.不要になった時点ですぐ買取に出す

不要になった時点ですぐ買取に出すことも、店舗用品を高く売るコツです。店舗用品も、経年などの理由で素材が徐々に劣化します。たとえ未使用のまま保管していても、サビが発生したり塗装がはげたりすることがあるので注意してください。店舗用品は外観がキレイであることも、高く売るために必要な条件です。不要になった時点ですぐ買取に出し、一番キレイな状態で査定を受けるようにしましょう。

2-5.店舗用品の買取を強化している業者に売る

店舗用品の買取を強化している業者に売ることも、重要なポイントです。店舗用品の買取をしている業者でも、買取を強化しているかどうかによって査定金額が大きく異なります。なるべく高く買取してもらうためには、複数の業者に査定を依頼して比較してみるのもよい方法です。ただし、むやみに査定を依頼しても時間と労力の無駄になります。この記事の「5.店舗用品の買取業者や処分業者を選ぶポイント」を参考にし、信頼できると判断した業者2~3社に絞って依頼するとよいでしょう。

3.店舗用品を買取に出す方法は?

店舗用品を買取に出す方法を詳しく解説します。

3-1.店頭で商品として売る

店舗用品も、店頭で商品として売ることができます。格安な価格を付け、POPなどでお買い得であることをアピールするとよいでしょう。状態のよい店舗用品なら、すぐに買い手が付くこともあります。なお、宅配便の配送費用は顧客負担にしておくことが大切です。特に、大型の店舗用品は、配送費用を店舗持ちにしてしまうと赤字になりやすいので注意しましょう。

3-2.店舗用品買取専門業者に売る

店舗用品買取専門業者では、あらゆる店舗用品の買取を行っています。買取してもらえる店舗用品の種類が幅広いほか、買取実績が豊富で専門知識に詳しいことなどが主なメリットです。大量の店舗用品をまとめて買取してもらえる点も、見逃がせません。買取を希望する場合は、業者に連絡して査定を受けましょう。提示金額に納得できる場合は、正式に買取を依頼してください。なお、店舗用品買取専門業者は買取専門となるため、買取不可となった場合は引き取り処分も依頼できません。

3-3.リサイクルショップに売る

リサイクルショップでも、店舗用品を買取してもらえる場合があります。買取を希望するときは、リサイクルショップの店頭に持ち込むなどの方法で査定を受けましょう。提示価格に納得できる場合は、その場で店舗用品を引き渡して代金を受け取ってください。リサイクルショップでは、店舗用品以外の不用品の買取も依頼できるのがメリットです。なお、個人店などでは、保管スペースの都合で大量の店舗用品の買取はNGとなることがあります。そのため、電話などで事前に買取可能かどうか確認してから足を運ぶとよいでしょう。また、リサイクルショップは基本的に買取が主体になるため、買取不可の場合は引き取り処分も依頼できないことがあります。

3-4.不用品回収業者に買取してもらう

不用品回収業者でも、不要になった店舗用品を買取してもらえます。買取を希望するときは、業者の査定を受けましょう。提示金額に納得できる場合は、正式に買取を依頼してください。不用品回収業者では、店舗用品以外の不用品を幅広く買取してもらえます。また、店舗用品の買取と引き取り処分を同時に依頼できるので、万が一買取不可になった場合でも二度手間になりません。なお、当Ecoearth 不用品片付け神奈川.COMでも、不要になった店舗用品を買取しています。まずは、お気軽にご相談ください。

3-5.ネットオークションやフリマアプリに出品する

店舗用品は、ネットオークションやフリマアプリに出品して売ることも可能です。たとえば、トルソーやディスプレー台など、店舗用品の種類によっては、同業者だけでなく個人からの引き合いもあります。少量の店舗用品を処分したい場合などは、検討してみるとよいでしょう。売りたい価格を設定できる、タイミングによっては思わぬ高額落札もあるなどが主なメリットです。デメリットは、タイミングによってはなかなか落札されない、クレームや支払い遅延などの対応を自分で行うなどの点になります。また、こん包や配送を自分で行うことになるため、急ぎで売りたい場合やなるべく手間をかけずに売りたい場合はほかの方法で売ることがおすすめです。

4.買取してもらえなかった店舗用品の処分方法

買取してもらえなかった店舗用品の処分方法について詳しく見ていきましょう。

4-1.店舗用品は自治体回収にゴミとして出せない

店舗用品は、自治体回収にゴミとして出せないので注意してください。店舗用品は、事業用に使用されたものであり、産業廃棄物扱いになるからです。そのため、不要になった店舗用品の処分を業者に依頼する場合は、業者が産業廃棄物収集運搬許可を取得済みであることが条件になります。自治体回収にゴミとして出したり産業廃棄物収集運搬許可を未取得の業者に処分を依頼したりした場合、廃棄物処理法違反と見なされることがあるので注意してください。

4-2.店頭などでフリー配布する

店頭などで「ご自由にお持ちください」と付記しておき、欲しい人にフリー配布するのも一つの方法です。汚れや傷などの難点がある店舗用品でも、無料なら欲しいと考える人が多くいます。店舗用品の種類やタイミングによっては、想定より早く処分できることでしょう。なお、大きさや重さがある店舗用品であっても、欲しい人が自分で持ち帰ることを条件にすることがポイントです。

4-3.不用品回収業者に処分してもらう

買取してもらえなかった店舗用品は、不用品回収業者に処分してもらうのもおすすめです。大量の店舗用品を1回で処分でき、都合のよい日時と場所で回収してもらえるのでとても助かります。また、店舗用品以外の不用品の引き取り処分や買取を同時に依頼できるのも、大きなメリットでしょう。店舗の退去期限が迫っている、手間や時間をかけずに処分したといった場合にもおすすめです。なお、当Ecoearth 不用品片付け神奈川.COMでも、不要になった店舗用品の処分をお受けしています。ぜひ、ご検討ください。

5.店舗用品の買取業者や処分業者を選ぶポイント

店舗用品の買取業者や処分業者を選ぶときのポイントを詳しくご紹介します。

5-1.店舗用品の買取・処分実績が豊富にある

店舗用品の買取・処分実績が豊富にある業者なら、専門知識に詳しく査定や取り扱いにも慣れているため、安心して依頼できます。特に、買取を依頼する場合は、業者の専門知識の有無が査定に大きく影響するため、重要なポイントです。また、店舗用品の買取・引き取り処分共に行っている業者なら、万が一買取不可になった場合でもそのまま引き取り処分を依頼できて助かります。

5-2.査定や見積もりは無料

査定や見積もりは無料であることも、業者選びでチェックすべきポイントになります。信頼できる業者の多くは、なるべく多くの顧客から検討してもらえるよう、査定や見積もりを無料にしていることが多いからです。もちろん、業者としても、手間や時間をかけているため有料にしたいところもあるでしょう。しかし、有料にすると顧客からの引き合いが大幅に減って、正式依頼に至る数も少なくなります。結果的に、目先の利益を捨てても正式依頼に至る可能性を取るほうが賢明です。信頼できる業者は、こうした仕組みをよく理解していることからも安心して契約できるといえます。

5-3.できるだけ高く買取している

店舗用品の買取業者を選ぶときは、できるだけ高く買取してもらえることも外してはいけません。業者によって査定基準が異なるため、同じ店舗用品であっても査定金額に大きな差が出るからです。できるだけ高く買取している業者なら、満足度も高く気分よく取り引きできるでしょう。しかし、特に理由もなく相場より低い査定金額を提示するような業者では、大きな不満が残ります。せっかく店舗用品を買取に出すのなら、よい点を評価して査定金額に反映し、できるだけ高く買取している業者を選びましょう。

5-4.処分費用がリーズナブルで分かりやすい

店舗用品の処分費用がリーズナブルで分かりやすいことも、きちんとチェックしてください。不用品回収業者などでは、不必要な価格競争を避けるため、処分費用について自社ホームページで「お問い合わせください」などと表記していることが多くなります。信頼できる業者であれば、問い合わせに対して料金システムを分かりやすく説明してくれることでしょう。一方、悪質な業者は、正式契約時に伝える、実際に店舗用品を見てから教えるといった感じで、不親切かつ分かりづらいのが特徴です。

5-5.都合のよい日時と場所で回収してもらえる

都合のよい日時と場所で回収してもらえることも、業者選びで外すことができないポイントです。特に、大量の店舗用品を買取・処分してもらいたいときや、店舗の退去期限が決まっているときなどは、都合のよい日時と場所で回収してもらえることを重視しましょう。いくらそのほかの点で信頼できると判断できる業者でも、業者の営業エリア外だったり都合のよい日時に回収したりしてもらえないのでは困ります。

5-6.回収後の店舗用品を適切な方法で再販・再資源化している

業者選びでは、回収後の店舗用品を適切な方法で再販・再資源化していることも確認しておきましょう。特に、どんな方法で再資源化しているか、きちんとチェックしてください。信頼できる業者なら、自社ホームページでリサイクル方法について触れているはずです。もしくは、スタッフに問い合わせると、分かりやすく説明してくれることでしょう。反対に、スタッフがきちんと説明できない、話をはぐらかすといった業者とは契約を見合わせてください。リサイクルせず、山林などに不法廃棄している可能性があります。

5-7.スタッフの対応がよく顧客からの評判もよい

スタッフの対応のよさも、重要なチェックポイントです。たとえば、査定や見積もりを依頼したときの言葉遣いや態度が悪い、きちんと対応してくれないといった業者は避けましょう。何らかのトラブルが起きたり、不満が残ったりしやすいからです。反対に、スタッフの対応がよい業者は、社員教育が行き届いており、経営にある程度余裕があることが想定されるため、安心して店舗用品の買取や引き取り処分を依頼できます。なお、スタッフの対応がよい業者は顧客からの評判もよく、リピーターが多いのも特徴です。

5-8.業務に必要な許可を取得済み

店舗用品の買取や処分は、業務に必要な許可を取得済みの業者に依頼しましょう。具体的に必要になるものは、以下のとおりです。

  • 古物商許可:店舗用品を買取する際に必要
  • 産業廃棄物収集運搬許可:店舗用品を引き取り処分する際に必要

信頼できる業者なら、自社ホームページなどに許可番号を記載してあります。万が一許可番号が見当たらない場合は、業者に直接問い合わせて確認してください。なお、無許可の業者に依頼したは場合、不法行為に加担したと見なされることがあるので注意しましょう。

6.店舗用品の買取に関するよくある質問

最後に、店舗用品の買取に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。

Q.店舗用品は定期的に入れ替えるべきか?
A.たとえば、アパレル店舗などで内装イメージや商品陳列を定期的に交換したい、常に新しいものを使いたいといった場合は、定期的に入れ替えるのもよいでしょう。古い店舗用品を高く売れるうちに買取に出し、新規購入の際の費用の一部に充てるという考え方もあります。しかし、何年ごとにすべきといった義務はありません。内装イメージの流行や客層の変化、店舗のリニューアルや移転などのタイミングで、適宜店舗用品を入れ替えるとよいでしょう。

Q.店舗の閉店後や休日に回収してもらいたいのですが?
A.まずは、業者に回収可能か相談してみてください。業者によっては、夜間や休日でも問題なく回収してもらえます。なお、深夜や早朝など、業者の営業時間外に回収してもらう場合は、オプション費用がかかるのが一般的です。

Q.店舗のショッパーやノベルティーも買取してもらえる?
A.条件によっては、買取してもらえる可能性があります。特に、店舗名が入っていないものは、使い勝手がよいので買取してもらいやすいでしょう。ただし、汚れや傷みがある場合は、買取不可になります。

Q.業者の査定金額に不満があるときは取り引きを止めるべきか?
A.まずは、業者に査定理由を聞いてみるとよいでしょう。正当な理由があって査定金額が低くなっているのなら、じっくり検討してみる必要があります。なお、業者に査定理由を聞いても納得できない、業者が査定理由をハッキリ教えてくれないといった場合は、取り引きを止めても構いません。

Q.不用品回収業者に店舗用品を処分してもらう場合の費用目安は?
A.1回数千円~数万円程度までが目安になります。店舗用品の物量や内容などによって大きく異なるため、詳しくは業者に見積もりをもらって確認してください。

まとめ

今回は、店舗用品の買取について詳しく解説しました。店舗用品を高く買取してもらうには、外観をキレイにクリーニングしたり付属品をそろえたりしておくと効果的です。また、不要になった時点ですぐ買取に出すことや、店舗用品の買取を強化している業者に売ることもポイントになります。一番おすすめなのは、店舗用品の買取を強化している不用品回収業者に依頼する方法です。都合のよい日時と場所で回収してもらえて便利なだけでなく、万が一買取不可になった場合でもそのまま引き取り処分を依頼できます。まずは、この記事を参考にして、信頼できる不用品回収業者を選んで相談してみるとよいでしょう。